目次
はじめに
みなさんはご自分の歯の美しさに自信がありますか?
歯を白く美しくできるホワイトイングが最近広く知られるようになってきました。
ただ、イメージしていた通りの白さにならなかった・・という声を聞くことがあります。
実際にホワイトニングできない歯というのがあるため、前もって知っておくことが大切です。
ここではホワイトニングできない歯についてご説明したいと思いますので、ぜひご参考になさってみて下さいね!
歯が変色する理由
そもそも、歯が変色する理由にはどういったものがあるのでしょうか?
飲食物
歯が変色する最大の理由に飲食物によるものが挙げられます。
たばこや紅茶、コーヒー、コーラ、チョコレート、赤ワイン・・などを多く摂ると、色素が歯について着色します。
虫歯
また、虫歯によるものもあります。
初期虫歯は歯の色が白くなったり、ざらついたりすると言われており、さらに進むと黒っぽい色や茶色くなってきます。
ここまでくると、歯を削り詰めものをする必要があります。
また、虫歯治療で金属を詰めた場合、黒っぽく変色することがあると言われています。
この場合は金属をいったん外して色のついたところを削って白い素材で詰め直す必要があるでしょう。
虫歯が原因の着色についてはホワイトニングで白くはできません。
治療が全て済んだらホワイトニングをするようにしましょう。
加齢によるもの
加齢によって歯の内側から黄色くなることがあります。
歯にはエナメル質の内側に象牙質と呼ばれる黄色い層があり、その中に血管と神経が通っています。
生えたばかりの歯の象牙質は薄いクリーム色ですが、加齢とともに少しずつ色が濃くなっていきます。
また、エナメル質についても日ごろの食事や歯磨き、歯ぎしりなどで薄くなっていき、象牙質が透けてみえるようになります。
これらにより、歯の色が黄色く見えるわけですね。
紫外線
意外だと思われるでしょうが、紫外線によっても歯の色が濃くなることがあるそうです。
神経を取った歯
神経を取り除いた歯も象牙質が茶色く変色します。
その理由は栄養分が歯に行き届かなくなるためで老化現象の1つです。
テトラサイクリン系の薬によるもの
テトラサイクリン系の抗生物質を小さい時に服用していた場合も歯の色が変色することがあります。
永久歯の象牙質が形成される7歳くらいまでの時期に長期間テトラサイクリン系の抗生物質を飲み続けると、象牙質の色素沈着がおこり歯に縞模様ができたり、濃くなったりします。
薬の種類によって色はさまざまだと言われています。
テトラサイクリン系の薬のせいで変色した場合にはホワイトニングで白くするのは難しいと言われています。
ホワイトニングとは
そもそもホワイトニングとはどのような施術なのでしょうか?
ホワイトニングには大きく分けて2つあり、クリニックで施術するオフィスホワイトニングと自宅で施術するホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは歯の表面の汚れを除去しホワイトニング用の薬剤を表面に塗った後、レーザーやハロゲンライトなどを照射し薬剤を活性化させて歯の内部の色素を分解する施術です。
いっぽうで、ホームホワイトニングは自分専用のマウスピースを作製しそこにホワイトニング用の薬剤を入れ歯に装着します。
ただ、ホワイトニングの効果は人それぞれかなり差があるため、一概にどの程度白くなるかというのは言えません。
ホワイトニングできない歯
ホワイトニングは歯を白く美しくできる優れた施術ですが、白くできない歯もあります。
どういった歯だと白くできないのでしょうか?
神経のない歯
ホワイトニングで白くできる歯は生きている歯だけです。
神経が死んでしまって黒くなった歯は白くすることができません。
知覚過敏の歯
知覚過敏だと、ホワイトニングで使用する薬剤でしみたり、痛みがおこったりするため治療を済ませた後に施術することになるでしょう。
なお、知覚過敏の方の場合薬剤の濃度が低くしみにくいものを使うことがおすすめです。
抗生物質で灰色になった歯
上でご紹介したとおり、テトラサイクリン系の抗生物質を服用し歯が灰色っぽくなっている場合にはホワイトニングの効果が得られないと言われています。
縞模様のある歯
歯に縞模様があると、ホワイトニングを行っても均一に白くならないと言われており、縞模様が逆に目立つことがあるため注意しましょう。
歯周病や虫歯の歯
歯周病や虫歯になっている場合、それらの治療が最優先になりますが、クリニックによってはホワイトニングを行った後に治療する場合もあります。
人工の歯
ホワイトニングは天然の歯だけに効果があるので、差し歯や詰めものなど人工の歯には効果がありません。
ホワイトニング前の注意点
信頼できるクリニック選び
ホワイトニングを行っているクリニックでは簡単とか安い・・などのうたい文句を掲げ、いい加減な施術をしているところもないとは言えません。
ホワイトニングを成功させるためにはしっかりとカウンセリングを行い、こちらの希望に沿った施術内容を提案し、ホワイトニング後も視野に入れた施術を提案してくれるようなクリニック選びが大切です。
ホワイトニングが可能かどうか見極める
ご自分の歯がホワイトニング可能かどうかをきちんと見極めてから施術に臨むことが大切です。
イベントごとがあるからと言って急いで歯を白くしたいと思った場合、きちんと計画立ててホワイトニングを始めなければなりません。
オフィスホワイトニングは即効性が高く魅力的な施術ですが、施術当日にすぐ希望通りの白さになるとは言いきれません。
ご自分のスケジュールに余裕を持って施術を受けるようにしましょう。
まとめ
ホワイトニングができない歯とはどういった歯なのか、歯が着色する原因などをまとめてみました。
ホワイトニングは素晴らしい施術で理想の白さを手に入れられるものですが、ホワイトニングできない歯があるのも事実です。
ご自分の歯がホワイトニングできるかどうかを前もってチェックしていただき、信頼できるクリニックでカウンセリングを受けるようにしましょう。
みなさんがご希望通りの白く美しい歯を手に入れられるよう願っています!