こんなにも違う!?今と昔の矯正治療の内容

はじめに

みなさんはご自分の歯並びに自信がありますか?

歯の矯正治療っていつから行われているのでしょうか?

最近では目立たない矯正法装置や、透明のプラスチックでできたマウスピース装置などが使われるようになってきました。

では今と昔の矯正治療の内容にはどのような違いがあるのでしょうか?

ここでは今と昔の矯正治療を比べてみたいと思いますので、是非最後までお読み下さいね!

 

矯正のはじまり

具体的に矯正治療が始まった頃のことを書いて見たいと思います。

矯正治療について初めて言及したのはローマのある医師だと言われており、永久歯が正しい場所に生えていない場合指で押し正しい位置に動かすよう指示した・・と言われています。

また、悪い歯並びや噛み合わせ、それによる顔や頭蓋骨のゆがみについて言及したのはギリシャの医師だったと言われています。

歯科矯正学が生まれる前からギリシャのこういった医師達によって歯を矯正治療することは可能だと分かっていたのです。

さらに、現在のような本格的な矯正治療が行われ出したのが1700年前後のことで、その後さまざまな矯正法が生まれてきました。

 

昔の矯正治療とは

では、これまで行われてきた矯正法について書いてみましょう。

そもそも現在行われている矯正治療の原点は歯科矯正の歴史をたどることで理解できます。

ですが、歴史をたどってみると多くの矯正法に分かれるのであまりに多すぎてるのでその中の代表的なものについて書きたいと思います。

歯科矯正が始まったのは18世紀のことで、歯並びへの関心の高まりからさまざまな医師が矯正治療を行うようになりました。

歯に固定するタイプのものだと金属でできた幅木装置や拡大装置、取り外せるものだと咬合拳上ブロックなどがありました。

さらに、19世紀に入ると歯並びだけでなく噛み合わせも注目されるようになり、現在行われているような斜面板や顎間ゴムなどにより矯正治療が始まったと言われています。

1899年には噛み合わせの関係を元にした不正咬合についても分類が発表され、今でも世界中で噛み合わせの診断に使われているそうです。

これを発表したのはエンジェルという人で、歯を抜かずに済む矯正治療法についても発表しましたが、現在では歯を抜いて矯正治療することが主流になっています。

さらに、矯正治療のための装置については彼やその弟子達によって

紐状装置など強い力の矯正装置が発明されました。

いっぽうで、ドイツのシュワルツにより弱く無理のない力で行える床矯正装置が開発されます。

それ以降、アメリカで主流だった器械的な矯正法とヨーロッパの自然な矯正法が交流したことで、考え方の差はほとんどなくなったと言われています。

さらに、オーストラリアのベッグという人によってエッジワイズ法というワイヤーを使った矯正法が広まりました。

これが現在広く行われているワイヤー矯正の元になった方法です。

さらに、その後インプラントアンカーやニッケルチタン合金ワイヤーなども開発されるようになり、矯正治療はますます高度になってきています。

 

最新の矯正治療

インビザライン

矯正治療で最もデメリットと言われるのが矯正装置が目立つことです。

そのため矯正治療に前向きになれない人が非常に多いですが、最近では取り外せる矯正装置や透明な矯正装置などが使われるようになっています。

透明で目立たないと矯正治療に前向きになれそうですよね?

これまで矯正治療を行うとなると、ワイヤーを歯に装着し行うのが主流でした。

ですが、仕事の関係などで人目に触れる機会が多い方にとってワイヤーは見た目上問題があることが多かったです。

そんな問題を解決できるのが最新の矯正治療であるインビザラインです。

インビザラインなら透明なので付けていても全く目立ちません。

違和感もないですし、短期間で慣れると言われています。

では、インビザラインでどうやって歯を動かすのでしょうか?
まず、歯並びの悪い状態で歯型を取って模型を作りその上で少しずつ歯を移動した模型をいくつか作っていきます。

さらに、その模型にあった装置を同じ数だけ作り、その装置を次々に変え装着することで歯並びが美しくなるのです。

インビザラインは世界中で多くの方が治療法として使っており、論文も数多く発表されています。

つまり、安全で安心して治療できる矯正法ですが、どのような方でも全て治療できるわけではないため前もってクリニックで相談をするようにしましょう。

 

白いワイヤーや裏側矯正

矯正装置が目立つのが嫌で矯正治療に前向きになれない人は多いです。

つまり、矯正装置が目立つことが矯正治療の最大のデメリットと言ってもいいでしょう。

ですが、最近では目立たない矯正装置も出てきています。

それが裏側矯正というもので、この矯正法では通常歯の表に矯正総理を歯の裏側に付けるので、人から見て矯正していることが分かりづらいです。

特にドイツで生まれた治療法に非常にいいものがあり、名前をインコグニートと呼んでいます。

これまで裏側矯正にさまざまなデメリットがありました。

それは矯正期間が長い、痛みがある、矯正装置が落ちやすい・・などでしたが、この矯正法だとこれら全てを解決することができ、この矯正法について世界中のさまざまな歯科医師達が絶賛していると言われているほどです。

他に、歯の表側で矯正するものの中でもワイヤーが白いものがあります

ワイヤーが白ければ、人から見ても矯正していることが分かりづらいです。

よっぽど近くでじっと見れば気づかれる場合がありますが、色も銀色のワイヤーとは全く違い白色なので全く違和感がありません。

目立つ矯正治療が嫌だという方は最新の矯正法で治療することをおすすめします。

 

まとめ

今と昔の矯正治療をまとめてみましたが、矯正治療は今と昔でこんなにも違うものなのですね。

最新の矯正治療ならほとんど目立たず痛みもなく治療ができます。

今まで矯正装置が目立つから矯正はいやだ・・と思っておられた方も矯正治療に対して見方が変わったのではないでしょうか?

歯並びが悪いままだと身体的にも精神的にも悪影響があると言われています。

これを機会に矯正治療に前向きになってみませんか?

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