目次
はじめに
最近、審美歯科という言葉を耳にしませんか?
審美歯科とは歯周病や虫歯などの通常の歯科治療に美しさという視点を加えた治療ことで、歯の色を白くしたり、歯並びをよくしたりなどがあります。
歯周病や虫歯がなくても、口元を美しい状態にするための治療です。
ここではそんな審美歯科治療についての種類や費用などを中心にご紹介します。
審美歯科治療とは
そもそも審美歯科治療とは審美性に重点を置いた治療のことです。
一方で、一般的な歯科治療は機能の回復を目的としているため見た目が劣ることもあります。
つまり、一般的な歯科治療だと審美性の高い治療を行うことは不可能です。
歯並びが悪い、歯の色が汚いなどで悩んでいる方は多いですが、審美歯科ならそういった悩みを解決できます。
審美歯科治療の種類
矯正治療
また、歯並びが悪くきれいにしたいという人には矯正治療がおすすめです。
歯並びが悪いと全身にさまざまな悪影響が及ぶと言われていますが、矯正治療によって歯並びを美しく整えることでそういった全身の不調が改善されることもあります。
ホワイトニング
歯の色が汚く白くしたいという場合、ホワイトニングという施術があり、これは歯を削ることなく白くできる施術を言います。
専用の薬剤を歯に塗って歯についた色素をきれいに分解し、歯を白くしていきます。
セラミック治療
歯の形が気になる、歯に詰めものをする際に金属が見えるのが嫌だという人はセラミックがおススメです。
矯正治療の費用
審美歯科治療において最も相談が多いのが、この矯正治療だと言われています。
歯並びが悪く、人前で堂々と笑えないなど、歯並びについてコンプレックスを持っている人は非常に多いです。
歯並びは審美的にも重要なポイントとなっており、あまりにひどいと顔が歪んでくることもあります。
なお、矯正治療には次のような種類があり費用についてもさまざまです。
ブラケット矯正
歯にブラケットという矯正装置を装着し、そこにワイヤーを通し矯正していく方法で費用は100万円程度です。
見た目に矯正治療をしていることが分かるものの、歯科医師の管理のもと歯並びを確実にきれいにすることができます。
最近では透明な素材などを使った矯正装置や歯の裏側にブラケットを通す矯正法なども出てきました。
ただ、これらの矯正治療だと金属製の矯正装置と比べて費用が高くついたり、治療期間が延びることがあります。
マウスピース矯正
この矯正治療法はマウスピースを歯に装着し歯並びを少しずつきれいにしていくものです。
マウスピースと言ってもほとんど目立たない形や色をしているので、人に矯正治療を行っていることが気づかれにくいです。
ただ、抜歯が必要な大がかりな矯正治療には向いていません。
さらに、装着時間をきちんと守らなければ歯並びがきちんと改善されないため、期間が長引くことがあります。
治療費用は40~100万円程度となっており、他に調整料などがかかることもあります。
ホワイトニングの費用
ホームホワイトニング
次にホワイトニングについてですが、ホワイトニングにはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングの一般的な費用としては2~5万円程度だと言われています。
このほとんどは専用のマウスピースを作る費用です。
ただ、いったんマウスピースを作ってしまうと、あとは薬剤を追加購入するだけで施術ができます。
費用面で言うとかなり安いのでお得な施術法だと言っていいでしょう。
オフィスホワイトニング
次にオフィスホワイトニングですが、このホワイトニング方はクリニック内で歯科医師などのプロが行うものです。
施術法としては濃度の高い薬剤を使い光を当てるため効果が非常に高く、1回でかなり効果を感じることもあると言われていますが、その分料金が高くなります。
なお、オフィスホワイトニングの一般的な費用の相場は1回当たり1~5万円程度だと言われています。
これだけ聞くと、ホームホワイトニングより安いのでは?と感じるでしょうが、これが2種類のホワイトニングの大きな違いです。
オフィスホワイトニングの料金は1回当たりのものなので、理想の白さにするには1回だけでなく何回も通う必要があるからです。
一般的な日本人の歯の色からすれば、白くなるまでに2~4回程度の通院が必要だと言われており、総額だとホームホワイトニングの2倍程度になると考えておくといいでしょう。
セラミック治療の費用
セラミックの種類にはオールセラミックやハイブリッド、ジルコニア、メタルボンドなどがあります。
オールセラミック
オールセラミックで治療する場合、被せものの場合8~15万円程度かかると考えておきましょう。
内部がジルコニアのものだと強度が強いためブリッジ治療に使われることもあります。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックの場合ある一定の条件が満たされれば保険が使えると言われています。
保険を使わない場合はオールセラミックの費用と大差ありません。
ジルコニア
次に、ジルコニアの費用は10~20万円程度とかなり高くなります。
メタルボンド
なお、メタルボンドの場合は奥歯でも前歯でも治療できる素材です。
内部には金属冠が使われており、透明感が得られる上10年以上も使っても艶をキープできる特性があります。
ただ、金属を使っているため金属成分がお口の中に溶け出してしまい歯ぐきが黒ずむことがあります。
費用についてはオールセラミックと同程度です。
つまり、セラミックと一言で言ってもさまざまな種類があり費用も違っています。
メリットもあればデメリットもありますので、さまざまな観点からしっかりと判断して選ぶようにしましょう。
まとめ
審美歯科治療の種類やそれぞれの費用についてまとめてみました。
一般的な歯科治療とは違い、審美歯科は見た目を重視する治療です。
ただ、保険が使えないので費用が高額になるのが特徴です。
口元が気になり人前で堂々と話せないなどのコンプレックスがある方はぜひ、この審美歯科治療について積極的に考えてみてはいかがでしょうか?
見た目がよくなるだけでなく、精神的コンプレックスから解放され自分に自信が持てるようになりますよ!