知られざるインプラントの効果!噛むということの大切さ

はじめに

インプラント治療とは歯をなくした時に補うための治療の1ですが、他に歯を補う方法にブリッジや入れ歯などがあります。

どちらも歯や歯ぐきに装着するため、発音しにくかったり、食事の際にぐらついたりなど、違和感を覚えることが多いです。

ここではインプラントの知られざる効果や噛むことの大切さについてご説明します。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

 

インプラント治療とは

そもそもインプラント治療とは歯周病や虫歯などで歯をなくした時に人工歯根を埋め込み、そこに人工歯を装着する治療のことです。

なお、インプラントとは日本語に訳すとしっかりと植え込むとか、しっかりと差し込むなどの意味があります。

 

インプラントの知られざる効果

それではインプラントの知られざる効果にはいったいどういったものがあるのでしょうか?

 

しっかりと噛める

何と言ってもインプラントの最大の効果に硬いものや、粘着性の高いものをしっかりと噛んで食べられることが挙げられます。

ブリッジだと、土台となっている歯がかなり頑丈なら咀嚼力に影響はないですが、土台となる歯はかなりの負担があっても実感がないので硬いものを無意識に噛んでしまうでしょう。

ですので、土台となる歯は過度の負担がかかり健康な歯まで失なってしまうこともあります。

つまり、ブリッジで治療した場合かなり意識して噛む必要があるわけですね。

また、入れ歯だと健康な歯と比較して23割程度の咀嚼力しか回復できないと言われており、粘着性の高いものや硬いものを噛んだ時に動いてしまうことがあったり、入れ歯と歯ぐきの間に食べものが挟まってしまうなどのトラブルが起こります。

ですが、インプラント治療を行えば健康な歯と同じくらいの咀嚼力を回復でき、がたつく心配もないため、まるで自分の歯のようにしっかりと噛んで食べることが可能です。

 

健康な歯や歯ぐきに負担がかからない

歯をなくすと保険を使って治療する場合、入れ歯にするかブリッジにするか選ぶ必要があります。

ブリッジの場合、両隣の健康な歯まで削る必要があり、最悪の場合削った歯の神経まで抜く必要があったりします。

削られてしまった歯はかなりのダメージが与えられると言われています。

また、入れ歯にする場合は残された健康な歯に金具をかけて入れ歯を安定させる必要があるため、その引っかけられた歯にはかなりの負担がかかります。

ですが、インプラントなら残された歯に負担がかからず歯の機能性だけを高められるため、健康な歯をいつまでも維持できるメリットがあります。

 

審美性が高い

入れ歯の場合、入れる位置により会話したり話したりする時に金具が見えてしまうことがありますが、インプラントなら入れ歯とは違って金具がないため口元がすっきりして見えます。

 

咀嚼の効果

インプラントの最大のメリットは咀嚼力が回復できることですが、咀嚼することの効果にはどんなものがあるのでしょうか?

 

歯周病や虫歯を予防する

唾液は噛むことで分泌されます。

唾液は消化を促進する以外に唾液中の免疫物質によって細菌を殺菌でき、お口の中を洗浄、抗菌するため歯周病虫歯を防止できます。

 

消化や栄養吸収を促進する

咀嚼することで消化酵素であるアミラーゼを含んだ唾液の分泌が促進されます。

栄養分の中にはビタミンCのように噛んでいる間にお口の粘膜から吸収されるものがたくさんあり、噛めば噛むほどその吸収力が高まると言われています。

ですが、しっかりと噛まないと消化器官に負担がかかるため、消化不良が起こったりします。

 

ガン予防やアンチエイジング効果

唾液の中のタンパク質であるペルオキシターゼと言われる成分にはアンチエイジング効果や、がんを予防する効果があると言われています。

 

脳を活性化する

硬い、柔らかい、熱い、冷たい、おいしい、まずいなどの感覚は噛むことで感じると言われています。

また、咀嚼することで頭の骨や筋肉が動くため血液の流れがよくなり、脳神経が刺激されるため脳の働きが活性化します。

さらに、おいしいものを食べることでドーパミンと言われる快感物質が分泌されると言われています。

 

食べ過ぎを抑えダイエット効果も

よく噛んでゆっくりと食べることで血糖値の上昇が速くなり満腹中枢が刺激されるため、カロリー摂取量が少なくても満腹を感じやすくなります。

また、しっかりと噛むと肥満を抑制する神経物質ヒスタミンが分泌されるので、食欲が抑えられると言われています。

一方で、しっかり噛まないで早食いをすると太りやすいと言われています。

 

ストレス解消でき睡眠の質がよくなる

ゆっくりと噛んで食べ早食いをしないでいると、緊張がほぐされ精神的な安定を司っているセロトニンの分泌が促進されます。

日中のセロトニンの分泌量が増加すると、夜眠るときに必要であるメラトニンの分泌量を増やしてくれると言われています。

そうすると、質のいい睡眠が得られると言われています。

 

顔周りがすっきりする

硬いものを何度も噛むためには咀嚼筋だけでなく舌の筋肉や上下のあごの骨、表情筋などを動かさなければなりません。

そいういったものを繰り返していると、少しずつそれらの筋肉やあごが鍛えられるため顔全体が引き締まってきます。
逆に、あごがしっかり発達していない場合歯並びが乱れ、運動能力が落ちるなど、健康に悪影響が及びます。

 

その他

噛むことで顔の筋肉が鍛えられるため顔のたるみや二重あご、しわなどが改善し、口で呼吸していた方も鼻呼吸へと変わり、口の中がしっかりと潤ってきます。

つまり、日ごろから歯ごたえのあるものをしっかりと食べるようにすれば脳が活性化し記憶力が向上したり、免疫機能がアップしたりなどいいことずくめです。

 

まとめ

知られざるインプラントの効果や、噛むということの大切さについて具体的にまとめてみました。

インプラントには想像もできないような素晴らしい効果があること、その中でも咀嚼力が回復できること、噛むことがいかに重要かを理解していただけましたか?

もし、入れ歯、ブリッジ、インプラントのどの治療にするか迷った時はここでご紹介したことを思い出していただき、役立ててみて下さいね!

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