目次
はじめに
歯並びがいいかどうかが顔全体のイメージに影響を与えると言われており、歯並びの良し悪しによって笑顔のイメージが変わったり、自信が持てたりすることが分かってきています。
つまり、歯並びが悪いと審美面だけでなく、全身の健康状態にも関係してきます。
ここでは矯正治療が必要となる症状のボーダーラインを具体的にご紹介してみますので、ご自分の歯並びが当てはまっているかどうかチェックしてみて下さいね!
歯並びが悪いと
歯周病や虫歯になりやすい
歯並びが乱れていると、お口の中が不衛生になりやすいと言われています。
歯ブラシが届きにくいところがあると、プラークが溜まり歯石になるため歯周病や虫歯になりやすいです。
耳鳴りがする
歯並びが悪いとあごが後ろ方にずれてしまい、下あごの一部が耳の管を圧迫してしまうため耳鳴りが起きることがあります。
肩こりが起きる
歯並びの乱れによってあごの方から首や肩にかけての筋肉が緊張してしまい、首や肩が凝ったりします。
頭痛が起きる
また、歯並びが悪いとあごの周りにある筋肉が緊張してしまい、硬くなり血行が悪化し頭痛が起きやすくなります。
胃腸障害が起きる
さらに、歯並びが悪いままだと食べものをしっかりと噛めないため大きな状態のままで飲み込むので消化器官に負担がかかり胃腸障害が起きることもあります。
全身への悪影響
歯並びがいいかどうかは全身の健康状態にも関係します。
全身のバランスが乱れると筋肉が緊張し、血液の循環が悪くなり免疫力や自然治癒力の低下につながります。
矯正治療のメリット
では、矯正治療を行うとどういったメリットがあるのでしょうか?
矯正治療で歯並びをきれいにすれれば、審美面だけでなく歯並びの乱れによって起こった全身の不調を改善できる可能性が高まります。
早期治療を行えば、それ以降に起こりうる全身のトラブルを未然に防げるかもしれません。
ぜひ、歯並びが気になる方は矯正治療を受けていただきたいです!
しっかりと噛めるようになる
歯がきれいに噛み合っていないと、しっかりと物を噛めませんが、歯並びをきれいに整えれば噛み合わせもよくなり、それまで噛めなかったものでも噛めるようになります。
歯の健康を維持できる
歯並びが悪いままだと歯との間に歯ブラシが届きづらいため歯を常にきれいに保ちにくくなります。
ですが、矯正治療によって歯並びをきれいにすれば、歯ブラシが届きにくかったところにしっかりと届くようになるため、歯周病や虫歯になりにくくなります。
発音しやすくなる
歯と歯の間があいていると、そこから空気が漏れてしまい正しく発音できなかったりしますが、矯正治療によりすき間がなくなれば発音しにくくなくなるため、きれいに発音できるようになると言われています。
あごの成長異常を防止できる
あごが成長している途中の場合、歯並びが悪いままだとあごが正しく成長しない、成長しすぎるなどのトラブルが起きることがあります。
あごの大きさは顔のイメージと深く関わっているため防ぎたいですよね?
ですが、矯正治療を早めに行うことであごの成長異常を防止できると言われています。
あごの関節の不調がなくなる
歯並びが悪いと、噛む時に余計な力がかかるため口を開ける時に痛みが起きたり、口が開けにくかったり、あごの関節が鳴ったりなど不調が起きやすいです。
これらの原因がはっきりと歯並びの悪さにある場合、矯正治療を行うことによってあごの不調が改善されるようになります。
コンプレックスが解消できる
歯並びが悪いままだと、見た目がコンプレックスになるため人と会話する時に自信が持てません。
矯正治療で歯並びをきれいにすれば、見た目を気にせず会話できたり、大きな口を開けて笑うことができるようになるため、人と会うのが楽しくなり自分に自信が持てるようになるでしょう。
矯正が必要になる症状のボーダーライン
ここではどういった症状だと矯正治療が必要になるのか具体的にお教えします。
上顎前突
これはいわゆる出っ歯と言われているもので、上の前歯が前に大きう突き出していたり、歯並び全体が前に出ているものです。
また、上のあご全体が出ている場合もあり原因は人によって違いますが、口呼吸や指しゃぶり、あごの成長バランスが乱れている、遺伝などがあります。
空隙歯列
いわゆるすきっ歯と言われているもので、歯の大きさがあごの大きさに対して小さすぎたり、歯の本数が少ない場合に起きる症状です。
食べものが詰まりやすかったり、目立つのが特徴です。
反対咬合
受け口のことで、他の呼び名に下顎前突と呼ぶ場合もあります。
下の歯より上の歯が前にあるのが通常ですが、反対咬合だと下の歯が前に出ています。
原因としてはあごの骨の発達が未熟なことや、上の歯が内側に傾いていることなどが挙げられます。
上下顎前突
上下の歯並びがどちらも前に突き出ている状態で、横から見ると特徴的な見た目です。
転んだときに前歯が折れてしまったり、口が閉じにくかったり、口の中を怪我しやすいのが特徴です。
過蓋咬合
真正面から見ると、歯がほとんど見えないほど上の歯が被さっているような状態の歯並びです。
食べものをかみ砕きにくかったり、歯ぐきを傷付けやすかったり、きれいに発音しにくかったりなどがあります。
叢生
歯並びがデコボコしているもので、きれいに並びきらず重なって生えることがあります。
八重歯もこの1つで、歯が並ぶための空間が足りない場合に起こりやすい症状です。
開咬
この歯並びだと奥歯がかみ合っていても前歯が閉じない状態となり、空気が漏れるので発音しにくかったり、食べものがかみ切りにくくなります。
原因は口呼吸や指しゃぶりだと言われています。
交叉咬合
左右のどちらかの上下の歯並びが一部分ズレてしまっている状態で、前歯の中心がズレたり、顔がゆがむことがあったり、ものを噛む時に奥歯ですりつぶすのが難しくなります。
まとめ
矯正治療が気になる歯並びのボーダーラインについて具体的にご紹介しました。
もし、ご自分に当てはまるものがあったら、一度矯正歯科でカウンセリングを受けてみて下さいね!