矯正治療を受けることのメリット・デメリットについて

はじめに

どんな医療行為であっても、メリットがあればデメリットがありそれは矯正治療でも同様です。

ここでは矯正治療を受けることでのメリットとデメリットについてご紹介します。

矯正治療を受けようか迷っている方はぜひこれを読んでいただき、参考にしていただければと思います。

 

矯正治療を受けることのメリット

口元が美しくなる

矯正治療の最大のメリットはこれを挙げる人がほとんどでしょう。

乱れた歯並びや口元はあごの発育や形に悪影響を与えます。

矯正治療を受ければ口元のラインがすっきりし、横顔もきれいになり顔が美しく見えるようになるでしょう。

女性にとってはこのメリットは何よりうれしいのではないでしょうか?

歯並びをきれいにしようと矯正治療を行って治療が終わってからの横顔の写真を見ると、ご自分の顔のあまりの変化に驚かれる方が多いです。

左右のあごのバランスが改善される

あごの成長期に左右のバランスが悪い場合、片側ばかりで噛んでしまう傾向があります。

それにより、顔の左右のバランスが崩れてしまうため、早いうちに噛みくせを改善することでバランスよく成長することが可能です。

清潔感を与えられる

矯正治療を受けると、歯並びが改善され顔全体のイメージがかなりよくなります。

人は笑顔の時に歯が見えますが、その色がきれいだったり歯並びが整っていると清潔感を感じることが多いです。

相手に清潔感を与えられるといいイメージを与えられることが誰でも分かっているため、歯科矯正によって美しい歯並びを求める人が多いのでしょう。

コンプレックスが解消され自信が持てる

歯並びが悪いと、笑う時に常に手で口元を隠してしまうという方は意外と多いです。

矯正治療で歯並びが整うと、笑う際に口を手で隠す必要がなくなります。

矯正治療により魅力的で美しい歯並びを手に入れられます。

矯正治療を受けることで思いきり口を開けて笑えれば、今後の人生はより豊かで充実したものになるはずです。

消化吸収がアップする

歯並びが改善されるとしっかりと噛めるようになるため、唾液の分泌がよくなり消化吸収がアップします。

それにより成績が上がったり、運動能力が上がった・・という調査結果もあるほどです。

歯周病や虫歯になりにくい

歯並びが悪いままだとブラッシングの際に歯ブラシが届きにくいところがでてきます。

矯正治療を行えばしっかりと奥の方までブラッシングできるため、歯周病や虫歯を防止することができるでしょう。

実際に歯をなくしてしまう最大の原因は虫歯ではなく歯周病だと言われています。

歯はいったん削ってしまうと元に戻すことができません。

小さいお子さんがおられる方はぜひ矯正治療を行うことで、お子さんの大切な歯を守ってあげましょう。

正しいブラッシング法が身に付く

実際のところ、矯正治療の最大のメリットは一生自分の歯を使って生活するという考え方になることだと言われています。

美しい歯並びにすることが矯正治療の第一の目的ではない・・ということですね。

矯正治療中は徹底したブラッシング指導を行います。

その理由は矯正装置を装着している時に正しくブラッシングしないと、食べもののかすがたまるなどして虫歯になりやすいからです。

正しいブラッシング法を身につけることで、生涯ご自分の歯で生活することが可能です。

矯正治療のデメリット

矯正期間が長い

矯正治療は非常に時間がかかりますが、それはゆっくりと矯正装置を使って歯を移動させるからで急激に歯に力をかけることはおすすめできません。

費用がかかる

また、治療費がかかることもデメリットだと言えるでしょう。

ただ、高額な費用がかかるのは数年間にわたって治療を続けていくので仕方のないことかもしれません。

だとしても、数十万円の出費はかなり痛いものです。

この高額な治療費を自分の将来への投資だととらえる考え方もあります。

歯並びが改善されれば歯周病や虫歯になりづらくなるため、将来かかるであろう医療費を抑えることができますし、自分に自信が持てるようになり生活の質が向上することにもなります。

こういったことを考えると、矯正治療にかかる費用はそこまで高いとは言えないのではないでしょうか?

痛みを感じることがある

矯正治療は歯を移動させる治療なので痛みが起こる場合もあります。

矯正治療を付けてすぐは痛みが起こることが多いですが、少しずつ痛みは軽くなっていきます。

もし、いつまでも我慢できないほどの痛みが続く場合はかかりつけのクリニックで相談するようにしましょう。

歯を抜く場合がある

矯正治療中にやむを得ず永久歯を抜く必要が出てくることもあります。

もちろん、医師の判断で勝手に抜歯するということはありえませんので、きちんと相談し話し合ったうえで治療方針を決めるようにしましょう。

見た目が悪い

矯正治療中は見た目が悪いことがデメリットだと言えます。

一般的に行われている矯正治療はワイヤー矯正と言われるものです。

この矯正法は歯にブラケットと言われる矯正装置を取り付けそこにワイヤーを通し歯を移動させていきます。

以前はこの装置は全て銀色だったため見た目が悪く、矯正治療をあきらめる方も多かったようです。

ですが、最近のブラケット装置はさまざまな種類があり、見た目に分かりづらいものもあります。

また、ブラケットを歯の裏側に付ける舌側矯正や、透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正なども出てきているため、見た目を気にする必要はほとんどありません。

まとめ

矯正治療のメリットやデメリットについてまとめてみました。

どんな医療行為にもメリットがあればデメリットも存在します。また、ある症状にとってはメリットであったとしても、ある症状にとってはデメリットになったりします。

患者さんそれぞれにお口の中の状態や特徴は違っています。

矯正治療を受けるかどうか迷っている方はさまざまな情報をしっかりと見極めた上でしっかりとご自分で判断し、治療を受けるかどうか決めていただきたいです。治療を受ける際には信頼できる矯正歯科を見つけることも大切です。

 

 

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