銀歯の方必見!ジルコニアがおすすめな理由とは

はじめに

最近ジルコニアという言葉をよく耳にしませんか?
これは歯科治療で使われる優れた素材のことで、最新の治療材料として広く使われるようになってきました。
では、ジルコニアとはいったいどういうものなのか、ジルコニアをおすすめする理由とはいったいなんなのか・・などについてご紹介しますので、ぜひ今後歯科治療を受ける際のご参考になさってみてくださいね!

ジルコニアとは

そもそもジルコニアとは身近なもので言うと、セラミック製の包丁などがあります。
また、医療分野では骨の代わりになる素材として使われており、非常に人体との親和性が高い素材で安全で丈夫な特性があります。
歯科医療分野ではメタルボンドやレジン樹脂などが使われていますが、金属アレルギーのないセラミックを使った治療が注目されつつあります。
歯科治療で使われるセラミックに要求されるのは美しく、強度があり、安全性が高いことです。
ジルコニアは耐久性、耐熱性、強度どれをとっても優れており、人体との親和性も高く美しいため、今後は金属素材に代わるものとして広く使われることでしょう。
このジルコニアが登場したことで歯科医療は大きく変わったと言ってもよく、銀歯のように金属を一切使わずに歯科治療ができるようになってきました。
日本では2005年にジルコニアセラミックが認可を受け、治療に使えるようになりました。
世界では年間500万本以上がすでに治療で使われており、その信頼性、安全性、実績が豊富なジルコニアは多くの人に美しい笑顔と安心感を与え続けています。

ジルコニアの費用相場

ジルコニアはジルコニウムの酸化物で、融点が2700度となっており非常に高く透明感があり、ダイヤモンドのような屈折率があるので模造ダイヤモンドと言われることもあります。
では、このジルコニアの費用相場とはいくらくらいなのでしょうか?
さて、ジルコニアの費用は相場では被せものの場合、1本あたり10~15万円程度のところが多いようです。
自由診療なので仕上がりや料金設定もクリニックによって違うため、前もって調べておくといいでしょう。
ただ、相場は上で書いた通り、クリニックによっては1本あたり20万円程度のところもあったり、格安なところもあります。
ジルコニアを使った治療は費用が高いところが品質が高いとは限っておらず、安いから悪いとも限りません。
そもそもセラミックは陶器ですので、一流のものを使ったとしても材料費はそんなに高くなることはありません。
自由診療で決められている費用のほとんどはクリニックの利益が出るよう高く設定されているため、費用が高くても経験があまりないクリニックだと審美性に欠ける仕上がりになる可能性があります。
同時に、安いクリニックの中にも当たりはずれがあり、安く設定することで患者さんを呼び込みたい・・というケースもあります。
つまり、ジルコニアで治療を受ける際のクリニック選びは料金だけでなくクリニックの治療実績なども考慮して調べることが重要です。

ジルコニアをおすすめする理由

これまでの歯科治療では歯を被せたり、詰めたりする際に金属を使っていることがほとんどでした。
ですが、金属を使うと成分がお口の中で溶け出してしまい、歯ぐきが黒ずんだり、特定のセラミックだと強度が不足して噛み合わせができない・・などのデメリットがありました。
そこで最近注目されているのがこのジルコニアで、この素材はセラミックの中でも抜群に審美性が高く丈夫な特性があります。
具体的にジルコニアをおすすめする理由には次のようなものがあります。

  1. セラミック、金属より強度がある

    これまでのセラミックは強度を保てなかったので噛み合わせの際に最も力がかかる奥歯に使用すると、欠けるリスクがかなり高いと言われていました。
    ですが、ジルコニアは白い金属と言われるほど強いので、奥歯に使っても十分な強度を保てます。
    さらにセラミックでは強度が不足していたので、ブリッジの土台やインプラントに使用する際金属で補強する必要がありました。
    ジルコニアは強度に優れているため他に補強する必要がありません。

  2. 透明感があり白く目立ちにくい

    これまでは金属を被せものに使用すると周りとの色が分かりやすかったので、奥歯でも口を大きく開けると目立つのでは・・と心配な人が多かったです。
    ですが、ジルコニアなら親和性が高いので天然の歯となじみやすく違和感がほとんどありません。
    さらに、透明感も非常にあるため天然の歯に近い質感を手に入れられます。

  3. 幅広い治療に使える

    ジルコニアの強度は高いので幅広い治療に使うことができます。
    たとえば、クラウンなどの被せものやインレーなどの詰めもの、ブリッジの土台やインプラント・・など、金属を使わずにあらゆる治療につかえる万能素材です。

  4. 金属アレルギーの心配がない

    ジルコニアは非常に高い親和性がある素材です。
    金属はお口の中に入ることでイオン化して金属アレルギーになったり、歯ぐきの黒ずみの原因になったりします。ですが、ジルコニアはお口の中でも安定するため歯ぐきや人体に悪影響を及ぼしません。

  5. 劣化や変色がおきづらい

    ジルコニアはお口の中で変色や劣化がおきづらいと言われています。
    お口の中は常に酸性やアルカリ性、冷たい、熱いなど過酷な状況ですが、ジルコニアはどういった環境であっても安定して長期間機能することができます。

  6. 出来上がりの精度が高い

    ジルコニアを被せものやブリッジなどで使用する場合、パソコン上で設計し塊を機械を使って削りだして作ります。つまり、金属のように溶かして作らないため変形がなく高い精度のものを作成できます。

まとめ

ジルコニアをおすすめする理由について具体的にご紹介しました。
ジルコニアはこのようにさまざまなメリットがあり、歯科医療素材の救世主と言ってもいい存在です。
ジルコニアがこれまで使われていた歯科医療素材に比べ、メリットが多いことははっきりしています。
今後歯科治療を行う際にはジルコニアを使った治療を行っているかどうかクリニックで聞いてみてはいかがでしょうか?
きっと満足のいく治療が受けられるはずですよ!
みなさんがジルコニアを使って満足のいく治療が受けられるよう願っています!

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