目次
はじめに
みなさんは突然歯が抜けた・・という経験をしたことはありますか?突然歯が抜けてしまうと、どうすればいいのか分からない場合が多いです。
歯はどうすればいいのか、抜けたところはどうすればいいのかとなど焦ってしまうものです。
実際には歯医者さんへすぐに行くことが最も重要なことですが、それまでにやるべき応急処置がありますので、ぜひ知っておいていただきたいです。ここでは、歯が抜けた時の応急処置やインプラントがおすすめの理由についてまとめてみます。
いざという時、ここでご紹介したことがお役に立てばうれしいです!
歯が抜けてしまう原因
けが
ボールがぶつかったり、転んだりして強い衝撃が加わると前歯が根っこごと抜けてしまうことがあります。
咀嚼力が強すぎるため
噛み合わせの変化や歯並びの異常などによって強い力がかかりすぎてしまうと、歯が欠けたり抜けたりすることがあります。
歯周病
歯周病とはプラークが原因で起こる病気と言われており、お口のケアをきちんと行ってプラークが取り除かれればいいですが、残ってしまうと歯ぐきが腫れたり、血が出たりして症状が進行していきます。
すぐに気づいてクリニックで適切な治療を受けられればいいですが、放っておくと歯槽骨がどんどん溶けだしていくため歯がぐらついてしまい、最終的に歯が抜け落ちてしまうこともあります。
虫歯
銀歯の下で虫歯が進んでしまっていると、自覚症状のないまま虫歯が大きくなってしまい突然歯が抜けたり、割れたりすることがあるようです。
事故など
交通事故などなんらかの理由で歯がぐらついたり、歯が折れてしまうと、抜歯することもあります。
永久歯が折れてしまってグラグラしている場合には元に戻すのは不可能だと言われているので、このような場合にも抜歯を行いなんらかの治療を行うしかありません。
歯が抜けた時の応急処置
事故や怪我などで歯が突然抜けてしまった場合、誰でも焦ってしまうものです。特に、怪我などであれば血が出たり痛みがあったりして、余計に冷静な判断ができなくなります。
ですが、的確な応急処置を行うことで抜けた歯を元に戻すことが可能です。
スムーズに治療を行うためにも、クリニックへ行く前に歯や歯のなくなったところをしっかりと応急処置するようにしましょう。
もし、歯の抜けたところから血が出ている場合にはティッシュやガーゼなどで噛んで止血します。この時に、歯ぐきの穴にはティッシュなどの繊維が入らないように注意します。
また、抜けた歯の周囲の組織が乾燥してしまうと、歯が元通りにならないため注意が必要です。
血を止めている間やクリニックまで行く間は抜けた歯を生理食塩水または牛乳に浸け乾燥しないようにします。
もし、怪我によって歯が抜けてしまった場合、そこから30分間が予後を決めるカギだと言われています。それは歯の抜けたところは少しずつ血が固まっていき、かさぶたによって歯が戻る穴をふさごうとしてしまうからです。
時間の経過によって歯を回復させるのが難しくなるため、歯が抜けたら迅速に対応するようにしましょう。
このように、応急処置は特別な技術が必要でないので、前もって知識を知っていれば対応することができるはずです。
万が一に備え、応急処置をしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
さらに、ご自分以外の方の歯が抜けた歯相には冷静に対処してあげるようにしましょう。
歯が抜けたまま放っておくと
歯が抜けたまま放っておくろ、抜けたところだけでなく周りの歯まで悪影響が及ぶことがあります。歯の抜けたところは大きな穴になり、それを長時間放っておくと、両隣の健康な歯がそこに傾きだしてしまうのです。
抜けた歯のあったところへ両隣の歯が移動したり、傾いたりすることで歯と歯のすき間が全体的に広がっていってしまうのです。
周りの歯が動くことで歯並びや噛み合わせが悪化します。そうなると、歯周病や虫歯のリスクが高くなりますし、肩こりや頭痛になることもあります。ですので、歯が抜けたら放っておかず、すぐにクリニックを受診するようにしましょう。
歯が抜けた時の治療法とインプラントがおすすめの理由
歯が抜けてしまったら、次のような治療法があります。
ブリッジ
抜けた歯の両隣の歯を削り、橋をわたすように金属の被せものを入れ人工歯で補う治療法です。抜けた歯が1、2本の場合に効果的な治療法で、歯の本数が多い場合には適していない治療法です。
入れ歯
入れ歯は着脱可能な人工歯で費用も保険適用のものであれば高くないですが、自費治療のものと比べると材質が変わってきます。
自費治療では選べる材料が増えますし、違和感の少ない薄い材質のものを選ぶことが可能です。
インプラント
抜けた歯のあったところに人工歯根を埋め込んで、そこに人工歯を装着する治療法です。まるでご自分の歯のような噛み心地が実現できるのがメリットです。
ただ、自費診療になるため費用が高くつきます。
また、外科的手術が必要になることも知っておきましょう。保険を使ったブリッジや入れ歯だと安く治療ができますが、審美性や噛み心地の面でデメリットが多く、周りの健康な歯にリスクが伴います。
ですが、インプラントは第二の永久歯と言われるほどご自分の歯のように噛んだり、審美性がいいなどのメリットがあるため、最もおすすめできる治療法です。
インプラント治療は歯冠以外に歯根部までなくしてしまった歯に代わって、あごの骨にインプラント体を埋め込んでそこに人工歯根を埋め込む治療で、あごの骨と結合させられるため健康な歯と同等の咀嚼力が回復できます。
まとめ
歯が抜けてしまった時の応急処置について、インプラント治療をおすすめする理由などをご紹介しました。
突然歯が抜けてしまうと、だれでも驚きますし焦ってしまうのは当然ですが、その後の応急処置が迅速かどうかによって予後がどうなるか決まってきます。
ここでご紹介したことを覚えておいていただき、万が一歯が抜けてしまった場合に役立ててください。
また、万が一歯がなくなってしまっても、インプラントなら健康な歯のような審美性、機能性が回復できますので選択肢の一つにしてみて下さいね。