ホワイトニングの効果を台無しにしてしまうNG習慣

はじめに

ホワイトニングをやってみたい・・と思っている方は意外と多いのではないでしょうか?
ホワイトニングとは専用の薬剤を使って歯の内部の色素を白くする施術のことですが、施術後注意しないと色が元に戻ってしまうことがあります。
せっかく高いお金と時間をかけて白くきれいな歯を手に入れたのですから、できるだけ効果を長持ちさせたいですよね?
ホワイトニング後の色戻りの原因はさまざまですが、主なものに色の濃い食品を摂ることが挙げられます。
ホワイトニングの効果を保つためにも、色の付きやすい食品を避けた方がいいでしょう。
ここではホワイトニングの効果を台無しにしてしまうNG習慣などをご紹介しますので、ホワイトニングをやってみようかな・・と思っておられる方はぜひ最後まで読んでみて下さいね!

ホワイトニングとは

歯をクリーニングしただけでは表面の汚れが落ちるだけなので、歯自体の色や黄ばみを落とすことは不可能です。
ですので、歯自体を白くしたければホワイトニングを受けることがおススメ。
ホワイトニングには自宅で行うホームホワイトニングと、クリニックで行うオフィスホワイトニングがあり、それぞれに特徴があります。

 

ホームホワイトニング

この施術はご自分の歯並びに合わせ専用のマウスピースを作製してもらい、そこに専用の薬剤を入れ装着し歯を白くしていくものです。
毎日数時間装着し続けることで歯を美しく白くすることができます。
ホームホワイトニングの薬剤はご自分で施術するため、安全性が考慮されているので濃度が低くなっていますが、即効性に欠けるというデメリットもあります。
ただ、毎日施術し続けることで白さを保つことができるホワイトニング法です。

オフィスホワイトニング

このホワイトニング法はクリニック専用の薬剤を塗布し光を照射し歯を白くしていく方法です。
使用する薬剤の種類によっても効果は違いますが、クリニックへ通うのは1~3回程度となっており、1時間程度で施術は終わることがほとんどです。

デュアルホワイトニング

このホワイトニング法はホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を行うもので、最も効果が高いと言われています。
ただ、費用がかかるのがデメリットですが、色戻りしづらく両方のホワイトニングの相乗効果が得られます。
どのホワイトニングも施術直後は歯の表面にある膜をはがすため、再生されるまでの期間は着色しやすい状態になっています。
そのため、その間はNGとなる習慣があるので注意が必要です。
また、歯の表面にある膜がなくなるため刺激を受けやすくなります。

 

ホワイトニングで歯を白くするメカニズム

では、ホワイトニングを行うとどうして歯を白くできるのでしょうか?
ホワイトニングを行うと、歯の表面にあるエナメル質に塗布した過酸化水素や過酸化尿素が酸素と水に分解されます。
その分解された酸素と歯のエナメル質に付いた色素が結合し、無色透明になる・・というものです。
さらにエナメル質の表面構造に分解された酸素でマスキングする効果があり、象牙質の色がごまかされ歯を白くきれいに見せることができます。

 

ホワイトニングの効果を台無しにするNG習慣

ホワイトニングを行ったら避けるべきことがあり、それを行うことでせっかく白く美しくした歯の色が戻ってしまうことがあるため注意しましょう。
具体的にどういったことがNG習慣なのでしょうか?
ホワイトニングを行うことで歯は白く美しくなるものの、少しずつ色が元に戻っていきます。

色の濃い飲食物を摂る

ホワイトニングを行った後48時間程度は歯の中で歯を白くしようとする反応が起きており、ホワイトニングを行った直後は逆に歯に色が付きやすい状態になっているため色の濃い食品を摂るのはNGです。
この間は歯の色素が非常に刺激を受けやすくなっているため、色の濃い飲食物は避けておきましょう。
具体的にどういった食品がNGなのでしょうか?
ポリフェノールの多い食品、たとえば大豆、ぶどう、ココア、チョコレート、赤ワイン・・などですね。
また、お茶や炭酸飲料、紅茶やコーヒー、コーラなども色が付きやすいので避けましょう。
色の濃い食品、カレーやソース、ケチャップ、しょうゆ・・なども注意が必要です。
逆にホワイトニング後におすすめの飲み物や食べ物としては次のようなものがあります。
水、白ワイン、牛乳、ごはん、ホワイトクリームの料理、パン、白身魚、うどん、大根・・などですね。
ただ、もし色の濃い飲食物を摂ってしまったとしても、すぐに歯をゆすいだり歯磨きをすれば大丈夫です。
それも無理ならお水を飲むだけでもいいでしょう。
また、ホワイトニングを行った後に色の濃いものを摂ってしまってもホワイトニングを行う前より濃くついてしまうことはないため安心しましょう。

 

アフターケアを怠る

ホワイトニング後に白い歯をできるだけ長く保つにはやはり日ごろのセルフケアが重要です。
歯の表面に汚れが付着したまま放っておくと、歯が黄ばんで汚く見えます。
ですので、食事をしたら毎回ブラッシングを行い、最低でも1日に1回は歯間ブラシやデンタルフロスを使ってケアすることをおススメします。
また、クリニックでプロによるクリーニングを受けることもおススメです。
日ごろのセルフケアを徹底的に行っていれば汚れが歯に付きづらいですが、自分で完全に汚れを取りきることは不可能です。
そういった汚れはクリニックでプロに除去してもらうことをおススメします。
プロによる施術によって汚れを取ってもらえるだけでなく歯周病や虫歯を早期発見でき、お口の中の健康を維持できます。
クリニックでのクリーニングは3か月に1回程度がベストでしょう。
とは言ってもホワイトニングの効果は永遠に続くものではないため、オフィスホワイトニングなら年に1~2回追加で施術してもらえば長期間歯を白く保つことができるでしょう。

まとめ

ホワイトニングの効果を台無しにするNG習慣についてまとめてみました。
せっかく高いお金と時間をかけてホワイトニングしたのですから、できるだけ効果を長持ちさせたいですよね?
そのためにも、ここでご紹介したNG習慣に気を付けていただき、できるだけ歯を白く美しく保つよう努めてくださいね!

TOP