審美歯科治療のメリットデメリットとは

はじめに

みなさんは審美歯科についてどの程度ご存じでしょうか?

審美歯科の審美という言葉は見た目の美しさのことで、この審美歯科ではキレイな口元に仕上げることにポイントをおいた治療が行われています。

たとえば、保険が適用となる虫歯や歯周病治療の場合には機能を回復させることが重要ですが、見た目の優先順位は低くなっており金属が変色したり、後で色が変わる・・などのデメリットがあります。

一方で、審美歯科では保険適用外のものも多いですので、審美性の高さを追求できます。

この審美歯科が登場したのは2006年頃だと言われていますが、日本ではそのはるか前、江戸時代の頃からお歯黒といった文化があり歯に対して非常に審美意識が高かったと言われています。

ここでは、そんな審美歯科のメリットやデメリットについてご紹介してみましょう。

審美治療の種類

まず、審美治療には次のようなものが挙げられます。

1.ホワイトニング

ホワイトニングとは歯にホワイトニング専用のジェルを乗せて歯を漂白することです。

以前はレーザーなどで行っていましたが、ジェルを使った治療は体にも安全だと言われています。
また、連日治療を行うことが可能になりました。

2.オールセラミック

この治療は歯の周りにセラミックでできた被せものをすることによって、銀歯の代わりにするものです。

審美性が高いほか、歯の形や歯並びを整えられる、歯ぐきが変色しない、虫歯になりにくい・・などのメリットが挙げられます。

3.インプラント治療

歯がなくなってしまった時に、人工歯根を埋め込んであごの骨と一体化させ、そこにセラミックの歯を被せる治療のことです。

骨と一体化するため、ぐらつかないのがメリットですが、高度な外科治療が必要です。

審美歯科治療のメリット&デメリットとは

ホワイトニング

ホワイトニングは歯を漂白するもので、特殊な薬剤を使い歯の汚れを取っていきます。
人の印象は歯で大きく変わるため、ホワイトニングを受ける人は年々増えています。

メリットとしてはまず歯を削らなくていいことでしょう。
歯を削ると不快感や痛みなどの精神的負担もあるからです。

さらに、治療が短くて済むこともメリットでしょう。
クリニックでお粉ルオフィスホワイトニングなら1~3回程度の通院で済みますし、自宅で行うホームホワイトニングでも数ヶ月もすれば効果が得られます。

ただ、仕事や家事などで忙しい方にも有り難いホワイトニング治療ですが、デメリットもあるにはあります。

それは、継続的にケアすることが必要なことです。
1回きりで終わるのではないため費用もその分かかってきます。

また、ホームホワイトニングの場合には間違った方法で行ってしまうと審美性が逆に低下します。

たとえば、間違って薬剤の濃度を濃い状態で使ってしまった・・などの場合です。
それによって審美性が低くなったり、知覚過敏になることもあるようですね。

安全性に不安を感じる方もいるかもしれませんが、使用する薬剤は厚生労働省で認められていますのでその点は安心していいでしょう。

セラミック

セラミックのメリットは長時間劣化しないことがでしょう。

長い間持つので、多少の費用負担があっても長期的に考えると損にはならないでしょう。
さらに、虫歯になりにくいこともメリットで、それは歯科技工士が精度の高い色づけや調整などを行っているためです。

ただ、隙間があると虫歯になりやすいため、信頼できるクリニックで治療を受けましょう。
一方でデメリットとしては、費用負担が大きいことが挙げられます。

保険が適用されれば数千円で済むのが、保険が適用とならないため20万円近くになることもあります。
また、割れやすいこともデメリットでしょう。

つまり、セラミック治療を行った場合には日頃のケアが必要になるでしょう。

インプラント治療

インプラント治療の最大のメリットと言えるのは、自分の歯と同様に使える点でしょう。

入れ歯だとぴったり合うように調整してもらってもぐらついたり、違和感を感じる・・など、装着感について満足できない場合が多いです。
ですが、インプラント治療なら歯を支えている骨にしっかり固定するため食事でもしっかり噛めますし、おいしく食べることができるため食事が楽しくなるでしょう。

さらに、インプラント治療ならブリッジのようになくなった歯の両隣を削る必要はないため、自分の歯に負担がかからずかみ合わせ機能を回復できることもメリットです。

会話もスムーズにでき、違和感を感じることなく口元を気にせず話すこともできます。

そんな完璧な治療とも言えるインプラントですが、デメリットもあります。
それは、外科的手術が必要になることと、インプラントを埋め込む必要があるので骨が強くない方や薄い方の場合にできないことです。

手術については手術後3日程度は腫れることもあるようですね。
なお、腫れの程度については骨に埋め込むインプラントの本数や手術の時間によって左右されます。

審美歯科の選び方

審美歯科治療にはメリットやデメリットがあることがお分かりになっていただけたでしょう。
ここでは、自分に合った審美歯科の選び方についてご紹介してみましょう。

まず、自分に合ったクリニックかどうかを判断するには治療前のカウンセリングにおいて、十分に説明をしてくれるかどうかがポイントになるでしょう。

カウンセリングで治療についての詳細を説明してくれ、治療の選択肢を提案してくれるかどうかが大切です。
また、審美歯科を選ぶ時には最新の設備や機器類を備えているかどうかも大切なポイントでしょう。

たとえば、歯科用CTなどの設備が充実していると審美性の高い口元を作ることができるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
審美歯科と一言で言っても、その治療の種類はさまざまです。

保険外適用の治療が多いため、費用もクリニックによって違っています。
一度ホームページなどをチェックしていただき、実際に行った方の感想なども聞いた上でご自分にぴったり合った審美歯科を選んでくださいね!

みなさんの口元がキレイになって、自信を持って生活できることを願っています!

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