自分にピッタリの方法が見つかる!矯正治療の種類とそれぞれの特徴

はじめに

歯並びが少しくらい悪くても体に悪影響はない・・と思っている方は多いでしょう。
ですが、実際には矯正治療は審美性を高めるだけではなく、歯周病や虫歯、顎関節症などさまざまな症状を改善させることができます。
ここでは矯正治療の種類やそれぞれの特徴についてご紹介します。

噛み合わせの重要性

噛み合わせが悪いままだとしっかり噛むことができず、消化器官に負担がかかると言われています。
また、歯並びは全身にも悪影響を及ぼすと言われており、あごの周囲の筋肉に余計な力がかかってしまい痛みが起きることもあります。
さらに、あごの周りの筋肉は首の筋肉にもつながっているため影響が及んでしまい肩こりなどが起きることがあります。
あごの骨は全身の骨とつながっており、顎関節やあごの骨がゆがんでしまうと全身が歪んでしまうこともあります。
これによって、腰痛や手足のしびれ、股関節痛、膝痛・・などが起きることもあるそうです。
一流のスポーツ選手だとたった数ミクロンずれただけでも力を発揮できないと言われるほどです。
それほど噛み合わせは重要だということですね。

矯正治療が必要となる悪い歯並び

では、矯正治療が必要となる悪い歯並びにはどういったものがあるのでしょうか?

・上顎前突

出っ歯のことで、上の前歯が前に極端に出ている歯並びです。

・下顎前突

反対咬合いわゆる受け口のことで、下の前歯が前に極端に出ており横から見るとしゃくれて見える状態です。

・すきっ歯

すきっ歯の場合も矯正治療が必要です。
歯と歯のすき間を埋めたり、ワイヤーやマウスピースを使って歯並びを治す方法があります。

・叢生

上下どちらの歯も前に出ている状態で、症状がひどいと唇を閉じることができなくなります。

・開咬

口を閉じた時にすき間ができておりきちんと噛み合わない状態で、食べものをしっかりと噛み切れないこともあります。

・交叉咬合

上下の噛み合わせが一部反対になった状態の歯並びです。

・過蓋咬合

下の歯に上の歯がかぶさっており顔が短く見えることがあり、過剰に上下の歯が噛み合っているので歯自体を傷つけることがあります。

矯正治療の種類

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は最も広く行われている矯正治療法です。
歯の表面にブラケットと言われるワイヤーを装着し歯を移動させていきます。
ワイヤーを連結し3次元的に歯を動かすことができ、一般的にワイヤーの色は銀色で目立つのが特徴です。
歯を細かく移動させることができ、矯正治療の中でもっともポピュラーな方法です。
最近では目立ちにくいブラケットタイプもあるので、人に気づかれず矯正治療が行えるようになりました。
このワイヤー矯正は機能的に優れており、さまざまな歯並びに適応できる優れた治療法です。
ワイヤーの材質はスチールとステンレスの合金で、金属アレルギーの方が治療を行う場合チタン製のものを使います。
メリットとしては安く治療できること、金属製なので耐久性がよく歯にかかる力を調整しやすく、どんな歯並びにも適応できる・・ことがあります。
ただ、デメリットとして目立ちやすいため審美性が低いことが挙げられます。

・裏側矯正

これまでの矯正治療はワイヤーを使うため、口を開けると矯正治療を行っていることがすぐに分かってしまいました。
大人の方が矯正治療する場合、目立つためこのことがデメリットとなり矯正治療をあきらめてしまう方が多かったです。
ですが、最近では裏側に矯正装置を取り付ける裏側矯正という矯正法ができるようになったため、見た目に気づかれず矯正治療を行うことができるようになりました。
裏側矯正のメリットとしては人に気づかれずに矯正治療が行えることがあるほか、専門的技術のあるクリニックで治療すればほとんど表側矯正と同程度の治療を受けられることがあります。
ただ、デメリットもないとは言えません。
表側矯正に比べてお口の中に違和感があったり、装置を調整するのに時間がかかったり、表側矯正より技術が必要となるためクリニックによって仕上がりに差が出ることがあります。
一番のネックとしては表側より費用がかかることが挙げられます。
大人の方で矯正治療を行う方が増えているためこの矯正法の需要が高まりつつありますが、まだ新しい矯正法なので治療できるクリニックが少ないことも頭に入れておきましょう。

・インビザライン

見た目が気になってしまい矯正治療に踏み出せなかった方にオススメなのがこのインビザラインです。
この矯正治療なら透明なので人目を気にせず矯正治療が行えます。
マウスピースを装着して矯正するものでプラスチック製で透明なのが特徴です。
一目見ただけでは矯正装置を付けていることに気づかれないため見た目がきになる方にオススメで、食べたいものが食べられるというメリットもあります。
歯の表面にワイヤーを取り付ける矯正法の場合ワイヤーに付きやすい食べものを食べると矯正装置が外れてしまったり、壊れたりすることがありました。
ですが、インビザラインなら取り外しができるため食事の際は取り外してなんでも食べることができます。
つまり、どんなものでも好きなものが食べられるのがメリットです。
また、お口の中のトラブルが少ないのもメリットです。
凹凸のあるワイヤー矯正などの歯に固定して矯正治療を行うものとは違い、お口の中が痛んだり、口内炎ができる・・などのトラブルがないのがメリットです。
インビザラインならブラケットのようにお口の中を切ったりする心配なく思fいきり好きなスポーツができるのもうれしいですね。
マウスピースなら取り外して洗うことができるため、これまで通り
歯磨きを行えるのもメリットです。
さらに、マウスピース自体もきれいに洗えるので衛生的に保てます。
お水の中に洗浄剤を溶かし洗浄すれば、常にマウスピースをきれいに保つことができます。

まとめ

矯正治療の種類やそれぞれの特徴についてまとめてみました。
どの矯正法にもメリットもあればデメリットもあることがお分かりいただけましたか?
信頼できるクリニックでどの矯正法が最適なのか相談してみましょう。
ご自分のライフスタイルに合わせた最適な矯正法を見つけていただき、美しくきれいな歯並びを手に入れてくださいね!

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