歯並びが悪くなる原因や悪習慣と歯並び改善方法

はじめに

肌の質や骨格などは遺伝の影響が大きいと言われていますが、さらに日ごろの生活習慣やクセによってもかなり影響を受けるものです。
ここでは歯並びが悪くなる原因や悪い習慣、歯並びを治療する方法などについてご紹介します。
歯並びが悪いのを気にしている方はぜひ読んでみて下さいね!

歯並びが悪いことでのデメリット

歯周病や虫歯、口臭の原因になる

歯並びが悪いと歯磨きの際に細かいところまで磨きづらいので、どうしても磨き残しができてしまいます。
そうなると、歯の表面や歯と歯の間にプラークが溜まってしまい、歯周病や虫歯の原因になります。
さらに、上下の噛み合わせが悪いのできちんと噛み合わせられないため、噛むことで唾液が分泌されるのが阻害され唾液の量が少なくなります。
唾液の量が少ないままだとお口の中をきれいにする効果がなくなってしまい、菌が発生してそのガスにより口臭が起きます。

  1. 消化器官の負担が増える

    通常だとお口の中に固形物が入ってくると、奥歯を使ってしっかりすりつぶされ唾液と混ざり消化器官へと送られます。
    ですが、噛み合わせが悪いままだと食べ物はしっかりとすりつぶせないので半固形状のまま消化器官へと送られてしまい、かなりの負担がかかることになります。

  2. 顔が歪む

    噛み合わせが悪いままだと左右バランスよく噛む力が加わらないため筋肉の発達に差が出てしまい、顔が歪んでしまうことがあります。
    また、それ以外にも慢性的なめまい、頭痛・・などの症状が起きることもあるというから怖いですね。

  3. 発音不良になる

    特に前歯がしっかりと噛み合わないと、すき間のあるすきっ歯や下顎前突、開咬の方はタ行やサ行の発音が不良になると言われています。

  4. 顎関節症になる

    歯並びが悪いままだとあごの中で歯が常に押し合うため、噛み合わせが不安定になります。
    若い方だと筋肉やあごの関節もまだ柔らかいため多少変化しても対応可能ですが、加齢と共に関節などが硬くなるため、変化に順応できず最悪顎関節症になることがあります。

  5. 自分に自信が持てなくなる

    若い頃は少々歯並びが悪くても気になりませんが、大人になって歯並びが悪いままだと見た目に自信が持てず、さまざまなシーンで自分のイメージが気になり積極的に行動できなくなります。
    つまり、歯並びが悪いと自信が持てない・・という精神的デメリットがあるわけですね。

歯並びが悪くなる原因

歯が生まれつき少ないことで歯並びが悪い、歯の形や大きさ、上下の骨のバランスや大きさによって歯並びが悪い・・などが原因となっている場合は遺伝的要素が大きいと思われます。

たとえば、祖父母も両親も出っ歯や受け口などの場合、その子どももそうである可能性が非常に高いです。
さらに、たとえ両親が出っ歯や受け口でなかったとしても、受け継いだ歯の形や大きさ、上下のあごの骨のバランスの問題によって歯並びが悪くなることもあります。
また、先天性欠如については人間の歯は本来であれば乳歯が20本で永久歯は28本あるものですが、ある調査によれば7歳以上のお子さんのうち0.5パーセントの子どもに乳歯の先天性欠如が、10パーセントに永久歯の先天性欠如があるということが分かっています。

当然ですが、こういった歯並びを悪くする原因があったとしても歯並びが悪くなるとは限っておらず、治療が必要ないこともあるので疑問点や不安点があれば信頼できるクリニックで相談してみるといいでしょう。

歯並びを悪くする習慣

日ごろの生活習慣が歯並びにいい影響を与えることもあれば、逆に悪い影響を与えることもあります。
特に、食事の仕方は歯並びに影響があると言われています。
また、清涼飲料水を飲むとお口の中が酸性に傾きやすいので、あまり飲み過ぎると歯の表面のエナメル質が溶けてしまうので注意しましょう。
しっかり噛まずに食べる、前歯で噛み切らない、食事の際の姿勢が悪い・・などもあごの発達を悪くし、歯並びを悪くするので注意が必要です。
日ごろの姿勢については、横向きで寝る、爪を噛む、頬杖をつく、指しゃぶり・・などが悪影響を与えます。
乳歯の時虫歯治療をきちんとしないと、その後永久歯が生えてきた時歯並びが悪くなるそうです。
よくお子さんで見られることですが、口を開けたままでいると下あごが後ろに引っ張られ、上の前歯が出っ歯になってしまう・・ということがあります。
口を開けたままだと口呼吸になるので、風邪を引きやすくなったり、睡眠の質が低下したり、集中力が落ちる・・などの悪影響があります。
つまり、歯並びは何も見た目上の問題だけでないので、歯並びに悪影響を及ぼす習慣を見直すようにしましょう。
いっぽうで、癖や生活習慣を改善することで歯並びをある程度きれいにすることもできます。
歯の位置とは内側から押す舌、外側から押す舌の力のバランス具合によって決定すると言われているので、そのバランスをよくすることで歯並びや噛み合わせがよくなっていくそうです。
その方法にガムを噛むトレーニング法が挙げられます。
ガムをよく噛み、それを舌を使って口蓋の上に広げ、そのまま上あごに押し付けたままの状態で奥歯を噛み唾液を飲み込む・・というトレーニングです。

悪い歯並びを治療する方法

表側矯正

この矯正法は歯の表側に矯正装置を付ける矯正治療の中で主流の方法です。
歯に矯正装置を取り付けワイヤーを使って歯を正しい位置へ移動させていきます。
ただ、矯正装置が目立ちやすいのがデメリットですが、矯正期間が短くて済むのがメリットです。

裏側矯正

歯の裏側に矯正装置を付けるので人から見えず矯正が可能です。
もし、口を開けても矯正装置が見えませんし、表側矯正のように唇を矯正装置で傷つけてしまうこともありません。

マウスピース矯正

この方法は透明なマウスピースを使って無理のない力で矯正していく方法です。
金属を使わない矯正法なので人から矯正していることを気づかれないメリットがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
歯並びが悪くなる原因や悪習慣、歯並びを改善する治療法などをご紹介しましたが、ご参考になさっていただけそうですか?
ぜひ、みなさんが美しい歯並びを手に入れるためのお役に立てると幸いです!

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