~インプラントを考えたら~良いクリニックを選ぶポイント

インプラントを考える場合には、良いクリックを選ぶ必要があります。

ここでは、良いクリックを選ぶポイントについてご紹介しましょう。

 

インプラントとは

インプラントというのは、義歯を装着するためにインプラントという人工歯根を顎の骨に埋め込む治療方法です。

一般の入れ歯と違って、インプラントは使用しない顎の骨が細くなる恐れがありません。

また、健康な歯を、ブリッジのように犠牲にしたり傷つけたりする場合もありません。

一度インプラントを装着すると、違和感や痛みがある場合もありません。

自分の歯を取り返したように、健康で快適な状態になり、外観もきれいになります。

 

インプラントの良いクリックを選ぶポイント

インプラント治療の良いクリックを選ぶ場合のポイントについてご紹介しましょう。

 

  • ・インプラント治療の症例数

近年は、インプラント治療が多くのクリックで実施されていますが、治療経験・実績がクリックによって非常に違っています。

そのため、インプラント治療の経験・実績を把握するためには、症例数が一つの指標になります。

しかし、症例数のみでクリックを選ぶのは十分ではありません。

次にご紹介するような観点から、クリックのインプラント治療の技量や実績を判断することが大切です。

・生着率のみで判断しない

生着というのは、顎の骨とインプラントが結合することです。

この生着率は一つの指標にはなりますが、難症例が含まれていることもあり、100%の生着率でないということでも「そのクリックがおすすめでない」とは必ずしも言えません。

例えば、

・インプラント治療を年間に30本行って、生着しなかったのは無い

・インプラント治療を年間に200本行って、5本生着しなかった

・インプラント治療を年間に400本行って、12本生着しなかった

というような場合は、症例数が400本のクリックを選ぶようにしましょう。

というのは、多くのインプラント治療を行っているクリックの方が、豊富に経験があり、難症例のインプラント治療も実施している可能性が大きいためです。

また、生着が万一できなかった場合でも、いろいろな対応をリカバリーするために考えられるでしょう。

・患者数に対するインプラント数

症例数のみでクリニックを判断するのはリスクがあります。

クリニックの技量や技術を把握するためには、症例数以外に、難症例や大きな症例の経験があるかということも必要になります。

この場合の指標としては、患者数に対するインプラント数が挙げられます。

患者数でインプラント数を割ると、一般的に3.0~4.5になります。

難症例や大きな症例のインプラント治療を実施しているクリニックの場合は、この範囲に恐らくなるでしょう。

しかし、インプラントを単に埋め込むようなクリニックの場合は、1.5~2.5の範囲になるでしょう。

そのため、難症例を対応する場合にはできない可能性があります。

インプラント数が1人の患者当たりで少ない場合は、難症例の場合に治療ができない、あるいは避けている可能性があります。

一方、インプラント数が1人の患者当たりで多い場合は、高度な技術があるクリニックと言えるでしょう。

しかし、このような数値を実際にクリニックで確認するのは困難でしょう。

そのため、最低でも、自分と同じような症例を教えてもらったり、ホームページに記載されている症例について確認したりしましょう。

・自分と同じような症例を示してくれるか

インプラント治療の説明の場合には、最低でも自分と同じような症例を5つ以上示してくれるか確認しましょう。

しかし、症例数が単に多いというのみでなく、自分と同じような症例の経験があるかということも大切です。

 

  • ・手術室の環境

手術室の環境がどのようになっているかも非常に大切です。

手術室のクリーン度で、患者の手術した後の状況は違ってくるし、手術している際は負担が全身にかかります。

全身疾患が特に合併していると、手術室の環境が非常に大切です。

・手術室は外部と完全に隔離されているか

インプラント治療は、クリーンな減菌した空間が必要であるため、手術室は外部と完全に隔離される必要があります。

クリックでは、インプラント治療をメインに行っていると考えられる手術室があるか確認しましょう。

その手術室でもし入れ歯の治療をしたり、歯根の治療をしたりしているような場合は、インプラント治療には適さないかもしれません。

・眠ったままで手術は行われるか

インプラント治療を安心して受けるためには全身麻酔が必要になります。

インプラント治療を受ける患者の中には、呼吸器系・循環器系の障害などがある場合も多くあります。

インプラント治療は、現在では治療法の一般的なものになったということでも、このことに配慮する必要があります。

 

歯を抜くのも恐ろしいというような患者さんの場合は、インプラント治療の場合は金属を埋め込むために骨に穴を開けるので、不安や緊張がさらに高くなるでしょう。

この緊張によって、急に血圧が変わる恐れがあります。

しかし、全身麻酔をすると、インプラント治療を眠ったままで受けられるため、安静した精神状態になり、血圧・循環器の変動もあまりなく、痛みも抑えられ、手術が快適に受けられます。

なお、全身麻酔をする場合には、正確に全身状態を掴む必要があります。

手術を受けるクリニックが、全身麻酔に対応しているか確認しましょう。

 

不安を全身麻酔に対して感じている人もいるでしょうが、麻酔を安全に使うために、クリニックによっては、採血・尿検査・胸部レントゲン・心電図などの検査を手術する前に行って、健康状態を全身について掴んでいるようなところもあります。

採血検査の場合には、貧血がないか、血小板や白血球は異常ないか、出血する際に異常が血液凝固にないか、腎臓や肝臓に異常がないか、などを調査します。

 

また、心電図の場合には、正常に心臓の膨張、収縮が行なわれているか、栄養と酸素を心臓の筋肉に供給する冠状動脈の血液の流れがスムーズに行なわれているか、異常が心筋にないか、について詳しく検査します。

このようにクリニックによっては、インプラント治療で麻酔を安全に行うために、正確に全身の健康状態を掴むことができる治療方法を採用しているところもあります。

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