ステイン除去で白く美しい歯に!

はじめに

コーヒーや紅茶、ワインなどが好きでよく飲むけれど、歯の表面についた茶色い汚れが気になる・・という方は多いのではないでしょうか?
この汚れはどうすれば落とすことができるのでしょう。
実はその汚れの正体は付いてしまったステインつまり、着色汚れです。
これを取り除くにはご自宅でのケア法もありますが、クリニックで歯のクリーニングを受けることが効果的です。
歯医者に通うのが嫌いという方でも、最近では一見するとエステサロンのような歯科医院も多く、気軽に施術を受けることが可能です。
ここでは自宅でできるステイン除去法やクリニックでステインを落としてもらう方法などをご紹介しましょう。
きっと、これを読んでいただければ日頃のケアを行えるようになっているはずです。
そうすれば、コーヒーやワインが今よりもっと楽しめるようになるでしょう。

ステインが付着する原因

そもそも歯にステインが付着する原因とはなんなのでしょうか?
歯の表面は唾液による薄い膜で覆われており、これをペクリルと呼びます。
口の中は食べものや飲み物を摂るたびにその中の成分とこのペクリルとが化学反応を起こします。
その結果、飲食物の中の色素がペクリルに付いてしまうのですね。
歯磨きなどで古いペクリルがはがされて取り除けますが、口の中で頻繁に化学反応が起きるとそれがスムーズにいかなくなります。
つまり、日頃摂る飲食物の色が濃い場合にはペクリルをはがす暇がなくなるため、歯の表面に黄ばみとして付いてしまうのです。
さらに、それがステインの付く原因・・というわけですね。

ステインを取り除く方法

では、ステインを取りのぞく方法にはどういったものがあるのでしょうか?

ホワイトニング専用歯磨き粉を使う

ホワイトニング専用の歯磨き粉を使うことはステインを除去するのに有効ですが、この歯磨き粉にもさまざまな種類があります。
特にピロリン酸ナトリウムが配合されたホワイトニング専用歯磨き粉はおすすめです。
これで歯についたステインを浮き上がらせ、ブラッシングすれば歯を白く綺麗にできます。
ドラッグストアなどで売られており、価格も1000円程度なので購入しやすいですね。
また、海外で人気のカルプロックスという成分が配合されたホワイトニング専用歯磨き粉も歯についたステインを削らず分解するため歯を傷付けずきれいにできます。
エナメル質を再石灰化させる成分も入っているため、虫歯予防にも効果的ですが、一般的な歯磨き粉より価格が高くなっており3000円程度です。

電動歯ブラシを使う

最近、ステインを除去できる機能がついた電動歯ブラシも登場しています。
この機能によってコーヒーやワイン、たばこなどで付いてしまったステインを落とすことができ、歯の本来の白さに近づけます。
さらに、音波水流と超高速振動を組み合わせることで歯と歯の間の汚れまで落とすことが可能です。
ただ、価格は高めで2万円程度と高めです。
なお、電動歯ブラシを使用する際の注意点は研磨剤の入った歯磨き粉を使うと歯が傷つくことがある点です。
よく注意して使用するようにしましょう。

重曹を使う

重曹は研磨力が非常に強く歯を白くできます。
さらに、口臭を防止出来る効果もあると言われており、弱アルカリ性なのでお口の中が酸性なのを中性にする効果もあります。
酸性に傾いている時は口臭が起こりやすく虫歯菌も活発になるため、中和することでこれらを改善することができます。
ですが、重曹は研磨力が強いため直接歯ブラシにつけ磨いてしまうと歯を傷付けることもありますので、使う時にはペットボトルに水を入れそこに溶かしてうがいをする程度にしましょう。

クリニックでのクリーニング

ステインはクリニックでクリーニングしてもらうと劇的にキレイにできます。
ステインのほとんどは歯と歯の間、歯ぐきとの境目などによく付着しますよね?
そういった部分は歯ブラシでは届きづらいところで、ほとんどの方は磨き残してしまうようです。
なので、歯ブラシを変えたり歯磨き粉を変えたりしてもステインを落とすのは難しいです。
また、方法を間違ったりやり過ぎると歯が傷つく原因になります。
いったん傷ついてしまった歯はステインが逆につきやすくなると言われています。
つまり、ステインを確実に安全に落とす方法はクリニックでの歯のクリーニングなのです。
このクリニックの歯のクリーニングが最善な方法には次のような理由が挙げられます。

  • 歯を傷付けず痛みが起きたりしない
  • 自分では行えないすみずみまで汚れを除去できる
  • クリニックでしか使えない専用機器で落とせる

・・などがあります。
ただ、クリニックでの歯のクリーニングは保険内診療のものとそうでないものとがあります。
保険を使ったクリーニングは費用が安いですが、一度で全ての歯をきれいにできなかったり、痛みがあったり、汚れが落ちきれなかったりします。
つまり、デメリットが多いということですね。
さらに、保険内のクリーニングは治療という名目が必要なので、基本的に歯周病の方のみとなります。
ですが、保険外で行うクリーニングの場合は一度で全ての歯のステインを除去できますし、プラークや歯石まで落とせるのでとてもおすすめです。
歯のクリーニングを行うと汚れを落とすだけでなく虫歯や歯周病まで防止できるので、ぜひ3ヶ月に1度程度はクリニックでクリーニングを受けていただきたいです。
ご自分の歯の汚れが気になる方は汚れを落とすためで構わないので、クリニックで定期的にクリーニングしてもらいましょう。
審美面でも健康面でも両方に効果を得られます。

まとめ

日ごろのケアで歯を白くきれいにする方法や、クリニックでのクリーニングについてご紹介しました。
歯のステインはコーヒーや紅茶、ワインなどを飲むことよって付着します。
その汚れを落とすためにはクリニックでクリーニングを受けるのが効果的です。
また、虫歯や歯周病予防にもなるのでおすすめです。
ただ、小さな汚れであれば市販の歯磨き粉などを使うことによってキレイにできます。
これからはきっとステインに悩まない生活が送れるはずですよ!
ぜひ、ご参考になさってくださいね!

TOP