徹底解説!ホワイトニング後のタブー

はじめに

歯が黄ばんでいたり、茶色くなったりしていると気になって大きな口をあけて笑えませんよね・・。
そんな時に効果的なのがクリニックでのホワイトニングです。
クリニックで行うホワイトニングに使用する薬剤は過酸化水素というもので、歯の内部の色素を白くすることにより歯を白くしていきます。
ただ、時間が経つと元の色に戻ってしまいます。
せっかくお金や時間をかけて白くきれいな歯になったのですから少しでも長持ちさせたいもの・・。
そもそも歯が着色する原因にはさまざまなものがありますが、主なものに色の濃い食品を摂ることが挙げられます。
なので、ホワイトニングの効果を長持ちさせるにはこういった食品を摂らないことが望ましいです。
ここではホワイトニング後にやってはいけないことについてご紹介しますので、ぜひご参考になさって下さいね。

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ホワイトニング後にやってはいけないこと

ホワイトニングを受けた後に気になるのが食事についてでしょう。
ホワイトニングが終ったら30分程度は食事は控えるべきですが、それ以降なら飲食しても構わないとされています。
さらに、24時間経ったら歯の表面が元通りになるためどんなものを食べてもいいですが、白さを長持ちさせるには避けるべき食品がありますので注意しましょう。

避けるべき食品がある理由

唾液成分から作られるペクリルという成分が歯の表面を守る膜にあると言われており、ホワイトニング後は薬剤が歯の表面に作用するため一時的になくなってしまい、エナメル質がむき出しになってしまいます。
むき出しになったエナメル質は保護するものがないのでとても敏感です。
直接着色しやすい食品に接するとそのまま色を吸収してしまうのです。
なお、このペクリルは12~24時間で再生されるため24時間後には元通りの歯の状態になるので何を食べてもいいと言われています。
さらに、ペクリル自体にも汚れが吸着しやすく着色汚れへと変えてしまう作用があるためペクリルの有無にかかわらず最終的に歯の色は変わっていきます。
ホワイトニング後は着色しやすい食品を食べたままで放置しておくと色が付きやすいためしっかりと食後の歯磨きを行いましょう。

ホワイトニングの後に食べて良い物悪い物

着色しやすい食品

ホワイトニングを受けた後も日ごろの食事を行うことは問題ありあませんが、着色しやすい飲食物は避けた方が無難です。
具体的には次のようなものが挙げられます。

  1. 味噌、醤油、たれ、ソース、緑黄色野菜など
    一般的に見た目の色が濃い食品は唾液に色が付きやすいため唾液の色が歯に付きます。
    調味料ではソースやみそよりハーブや塩などを使うといいでしょう。
    焼肉のたれなども色が濃いため注意が必要です。
  2. ポリフェノールを含む食品
    赤ワインやチョコレート、ブドウやブルーベリーなどはポリフェノールを多く含むため着色汚れが付きやすいです。ホワイトニング後は避けた方がいいでしょう。
    また、ココアやチョコレートにはカカオマスポリフェノールという成分が含まれており着色しやすいです。
  3. タンニンやカテキンが含まれる食品
    ウーロン茶、コーヒー、ほうじ茶などはタンニンを含んでおり、これはポリフェノールの一種で渋の成分です。これも着色しやすいので避けましょう。

おすすめのメニュー

では、ホワイトニング後におススメのメニューにはどういったものがあるのでしょうか?
朝ごはんならパン食は問題なさそうですが、パンに塗るのはジャムではなくバターなどがいいでしょう。
飲みものは牛乳なら色が付かないので安心ですね。
お昼ご飯にパスタを食べるなら色の濃いトマトソースではなく白いクリームソースやソースを使わないものがおススメ。
ラーメンの場合は色の濃いみそでなく塩ラーメンの方がよさそうです。
夕ご飯には白米なら色が白いので安心ですね。
焼き鳥や焼き肉は濃い色の調味料を使っているものではなく、塩コショウなどの味付けがいいでしょう。
サラダはレタスやキャベツなどがおススメで、赤いトマトは避けた方が無難です。
なお、サラダに使うドレッシングは酢を使っていない物を選びましょう。
ハンバーグのソースにはケチャップなどの色の濃いソースではなく塩コショウをかけるといいでしょう。
飲みものはコーヒーや紅茶、赤ワインやウーロン茶は避けた方がいいでしょう。
ワインであれば白ワインがよく、焼酎や日本酒もいいでしょう。
おつまみを食べるなら乳製品のチーズがおススメです。

ホワイトニング効果を持続させるには

ではホワイトニング効果をできる限り持続させるにはどういったことを行えばいいのでしょうか?

コーティング効果のある歯磨き粉を使う

ホワイトニングを行った後は過酸化水素の作用によって歯の表面の膜が一時的にはがれてしまい着色しやすくなると言われています。
なので、膜が再生するまで一時的にコーティングできるものがあると着色汚れを防止できます。
おススメなのが歯のエナメル質の成分と同じハイドロキシアパタイトの入った歯磨き粉です。
ただ、ナノレベルの粒子が細かいものでないと効果がないと言われているため注意しましょう。
使用する際は磨くというより歯ブラシで歯に塗るようにします。
成分をじゅうぶんに発揮させるためうがいは最低限にしておきましょう。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う

もし、色の濃い食品を摂ってしまった場合にはすぐに歯磨きを行って着色汚れを落とすといいでしょう。
その際に有効なのがホワイトニング効果のある歯磨き粉です。
正確に言いますと研磨剤によってクリーニングするわけですが、歯の表面の着色を落とすのに効果的です。
ただ、歯の表面にあるエナメル質を傷つけないように強く磨かないよう注意しましょう。

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まとめ

歯を白くするのにホワイトニングは効果的で、歯が白くなれば自分に自信がつき毎日が楽しくなるはず・・。
ただ、ホワイトニングの効果をできる限り持続させるにはやってはいけないことがあり、主なものに施術後の食事制限が挙げられます。
最低限気を付けていればさほど大変なものでもないので、ここでご紹介したことを参考にしていただき、ホワイトニングの効果を持続させて下さいね!

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