目次
はじめに
お子さんの歯を白く綺麗に保ちたいと考える保護者の方は多いのではないでしょうか?
ですが、考えてみて下さい。
ホワイトニングと一言で言っても様々な方法があり、お子さんがホワイトニングする際に注意すべきことも多いです。
ここではお子さんのホワイトニングや歯のケア法についてお教えしましょう。
ホワイトニングとは
そもそも歯のホワイトニングとは歯磨きなどでは落としきれない歯の汚れを歯を削らずに白くするものです。
代表的な方法としては歯の表面に薬剤を塗り、歯の汚れを分解して白くするものがあります。
天然の歯を白くするため自然な色になり、笑った時の魅力がアップすると言われています。
この歯のホワイトニングは次のような方にオススメです。
- 白くきれいな歯にしたい
- 自然な色の白さを手に入れたい
- 笑顔を魅力的にしたい
- 結婚式などのイベントがある
- 遺伝や加齢によっての黄ばみが気になる
・・などですね。
ホワイトニングには次の2つの方法があります。
オフィスホワイトニング
クリニックで行うホワイトニングで、薬剤を光で活性化させ黄ばみを落としていく方法です。
効果が長持ちして自然な仕上がりが特徴的です。
ホームホワイトニング
いっぽうで、こちらは自宅にいながら白くきれいな歯を手に入れられます。
マウスピースを作ってその中にホワイトニング専用の薬剤を入れ、寝ている間などに装着します。
透明のマウスピースなので見た目分からないため、付けたまま会話などができます。
寝ている間だけでなく日常生活でもつけたまま過ごせます。
白さを実感できるまでに2週間程度かかります。
子どものホワイトニングは可能?
さて、ではお子さんのホワイトニングを行うことはできるのでしょうか?
ホワイトニングについて法律で決められた年齢制限はありません。
つまり、クリニックがいいと判断すれば何歳であってもホワイトニングが可能です。
ただ、お子さんのホワイトニングについて年齢制限のあるクリニックもあるようです。
さらに、永久歯が乳歯より黄色いといった理由でホワイトニングの相談をしに来られる保護者の方もいらっしゃるようです。
そもそも永久歯は乳歯より黄色かかっているため、永久歯が黄色いからと言ってホワイトニングする必要はなく、健康な歯なので安心しましょう。
お子さんのホワイトニングに年齢制限を設ける理由
上で書いた通り、クリニックによってはホワイトニングに年齢制限を設けているところもあります。
法律的には何歳であってもホワイトニングを行うことはできますが、どうして年齢制限を設けているクリニックがあるのでしょうか?
その理由は歯も骨の一部であり、まだ骨の発達が未熟なお子さんにはホワイトニングを行うことで痛みなどが起こる可能性があるからです。
成長期に入るまでの歯は表面を保護しているエナメル質がまだ弱く、歯そのものも大人に比べると柔らかいです。
なので、ホワイトニングを行っても再度汚れが付いてしまったり、ホワイトニングにより歯ぐきがしみるなどのリスクがあるからです。
ちなみに、一般的に年齢制限を設けているクリニックは15~18歳が多いようですね。
お子さんの歯のケア法
歯に悪影響がある飲食物を控える
お子さんの歯は未熟なので食べものや飲みものから汚れを守ってくれるエナメル質が発達しきれていません。
なので、歯に汚れがつきやすい飲食物を口にすると汚れが付きやすく着色しやすいです。
なお、次のような飲食物は歯が汚れやすいので注意しましょう。
ブドウ、ブルーベリー、しょうゆ、チョコレート、ココア、ウーロン茶、ジュース・・などです。
砂糖が多く含まれているジュースやお菓子などを摂ると虫歯菌が活発になりエナメル質を溶かしてしまう酸が多く出ますので、虫歯だけでなく歯の汚れの原因になります。
また、炭酸飲料には糖分が多いほか、炭酸自体がエナメル質を溶かしてしまうとも言われていますので摂りすぎには注意が必要です。
保護者による仕上げ磨き&クリニックでのクリーニング
お子さんの歯が黄色くなっている場合にはプラークが原因になっていることが多いです。
保護者の方がしっかりと仕上げ磨きを行ってあげるといいでしょう。
生えはじめの永久歯は乳歯より小さいので磨きづらく、上の前歯などは唇の下側に隠れてしまっているため磨き残しが出やすいです。
しっかりと保護者の方がチェックしてあげ、仕上げ磨きをしてあげましょう。
もし、きれいに磨いていても気になるのでしたら、クリニックでクリーニングを受けると効果があります。
日ごろの歯磨きだけでは落としづらい頑固な汚れの他に歯石なども取り除いてくれます。
歯周病や虫歯予防、歯質を強化する効果もありますので、大人の方だけでなくお子さんも定期的に施術してもらうことをおススメします。
もし、クリーニングを受けても黄ばみが取れないようなら、それがお子さんの本来の歯の色ということになりますね。
また、永久歯は黄色っぽいようでもさほど心配する必要はありません。
歯は黄色みがかった象牙質を半透明のエナメル質で覆っています。
乳歯は青白いのが特徴なので、永久歯はそれと比べると黄色いのは当然です。
まだ生えたての永久歯の表面にあるエナメル質は未熟なので中の黄色が目立ちやすいです。
ちなみに、象牙質の色には個人差があると言われています。
さて、お子さんの歯の表面の色が茶色い場合にその原因となるのは食べものの色素や茶渋が挙げられます。
着色とは歯の健康に直接悪影響があるわけではないためさほど心配することもありませんが、歯磨きだけでは落としきれないため茶色い汚れの場合も気になるなら先ほど書いたクリーニングを受けるといいでしょう。
おうちであまり強くこすりすぎると歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうためおススメしません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お子さんのホワイトニングや歯のケア法についてご紹介してみました。
お子さんの歯が黄色かったり茶色かったりすると白くしてあげたい・・と思う気持ちは十分理解できますが、最も大切なのはお子さんの健康です。
クリニックでよく相談した上でホワイトニングを検討するようにしましょう。