マウスピース矯正や裏側矯正などの見えにくい矯正がおすすめな理由

はじめに

みなさんはマウスピース矯正や裏側矯正について詳しくご存じですか?

マウスピースと聞くと、歯ぎしりや食いしばりから歯を保護するものだと思われがちです。
ですが、アメリカではこのマウスピースを使った歯科矯正が広く行われており、日本でも確実に症例数が増えています。
ここでは、そんな見えにくいマウスピース矯正や、裏側矯正がおすすめな理由についてご紹介しますので、表側矯正や痛みのある矯正が苦手という方はぜひ読んでみて下さいね。

矯正治療のメリット

そもそも矯正治療のメリットにはどういったものがあるのでしょうか?
矯正治療を行うと、噛み合わせが改善されるので顔の筋肉が左右均等に発達し顔の歪みが整い美しい顔になります。
また、しっかりと噛んで食事できるので矯正治療前より食事がおいしくなったり、消化器官にかかる負担が軽くなり胃腸の調子も改善されます。
さらに、噛み合わせが改善されることで体にかかるバランスがよくなり頭痛や肩こり、首のこりなどが解消されることもあります。
なによりメリットなのがしっかりブラッシングできるようになるので歯磨きが楽になり、歯周病や虫歯を予防しやすくなります。
つまり、矯正治療を行うことでさまざまなメリットが受けられる・・ということになりますね。

  • ・目立ちにくい


    矯正治療と聞くと、ワイヤーを装着して行うものが一般的で全国どこででも治療が受けられますが、目立つため人気がありません。
    ですが、透明なマウスピースを使った矯正法ならお口を開けた時も目立つことなく、人の目がさほど気にならないというメリットがあります。
    さらに、人と会話する機会の多い仕事の方や、思春期の見た目を気にするお子さんなどにも適しています。

  • ・金属アレルギーの心配がない


    ワイヤーやブラケット矯正に使用されている矯正装置は金属でできているため、クロムやニッケルなどの物質が含まれているため金属アレルギーの心配があります
    ですので、不安だという方は前もってアレルギーテストを受けておくのも手ですが、お口の中に装着している間に金属アレルギーになってしまうこともあるため、金属を一切使わないマウスピース矯正なら安心して歯科治療を行うことが可能です。

  • ・痛みがほとんどない


    マウスピースを取り外したり、つけたりする際に違和感や引っ張られる感じなどがあるものの、装着する際の痛みについてはほとんどないと言ってよく、慣れると痛みを全く感じない場合もあるほどです。

  • ・ケアが簡単

    ブラケットやワイヤーなどの場合、自分で外すことは不可能です。
    矯正治療中はずっと装着し続けているひつようがありますが、マウスピース矯正なら食事中や歯磨きの時には取り外せるのがメリットです。
    一般的に矯正治療中は虫歯になりやすいとされていますが、装置を取り外してケアができるため虫歯になりにくいのがメリットです。
    矯正中は虫歯になりやすいといわれていますが、器具を外して歯磨きできるため、いつもどおりのケアが可能です。

  • ・虫歯治療が行える


    マウスピース矯正は取り外しが簡単なのでホワイトニングや虫歯治療などを並行して行うことができるため、虫歯が進行してしまうのを防げます。
    また、矯正治療をいったん中断する必要がないのでむだな時間がなくて済みます。

裏側矯正のメリット

  1. 目立ちにくい
    裏側矯正とはワイヤー矯正などの歯の表側に矯正装置を付ける矯正法とは違い、歯の裏側に矯正装置を付けて矯正治療を行うものです。
    別名を舌側矯正やリンガル矯正と言うこともあります。
    矯正装置が見えづらいので人に気づかれないまま矯正治療が行えるのが特徴です。
    裏側矯正が向いている方とは矯正装置が見えるのがいやな方や、人に矯正治療を行っているのを知られたくない方、仕事上矯正装置を表に付けられないかた・・などでしょう。
    また、審美性を求める仕事の方もこの矯正治療を行っている方が多いです。
    裏側矯正の最大のメリットは歯の裏側に矯正装置を付けることで目立たず矯正治療ができることでしょう。
    矯正をしているのを人に気づかれたくない方や、仕事柄矯正装置が見えるのが困る方の他、人と会う機会が多い方にぴったりな矯正治療法です。
    さらに、矯正装置に食べもののかすが詰まってしまっても歯の表側にないので目立たないのがメリットでしょう。
  2. 虫歯になりづらい
    矯正治療中は食べもののかすが詰まりやすかったり、ブラッシングがうまくできないため虫歯になりやすいと言われています。
    ですが、歯の裏側は表側よりエナメル質が強いので表側矯正より裏側矯正を行った方が虫歯になりづらいメリットがあります。
    ほかに、裏側から歯を引っ張るため出っ歯に効果的であることもあります。
  3. 後戻りのリスクが少ない
    歯は舌によって前に押す力とほおと唇が後ろに押す力がバランスをうまくとれるところにありますが、出っ歯の方の場合は舌で歯を押すクセがあることが多いです。
    こういった方は舌が閉じにくいため、歯を後ろに押そうとする力もないので出っ歯になるそうですね。
    正常な方の場合は舌のある場所は歯の付け根部分から1センチ程度下にあり、ここに舌先があると問題がないものの、上の前歯に当たっていると歯を前に押し出そうとしてしまいます。
    裏側矯正はこういった悪い舌のくせを改善する役割もあるため、治療後に舌のくせにより歯が前に押し出そうとすることによる後戻りも軽減できます。
  4. お子さんにも対応できる
    思春期のお子さんの場合、矯正装置が目立つのがいやだという方が多いです。
    また、矯正装置が裏側にあるため、クラブ活動などでぶつかった時に口の中を装置で怪我する・・という心配が皆無です。

まとめ

マウスピース矯正や裏側矯正は一般的な表側矯正と違ってメリットの多い矯正治療法です。
時間がかかったり、費用がかかるなどのデメリットがあるものの、メリットがそれ以上に得られると言ってもいいでしょう。
これまで矯正治療に前向きになれなかった方も、この機会に考えてみてはいかがでしょうか?
歯並びがきれいになれば、毎日の生活が豊かで楽しいものになるに違いありませんよ!

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