マウスピース矯正はこんな人がおすすめ!パターン別の矯正治療

はじめに

マウスピースと聞くと、アスリートたちが使用したり、食いしばりや歯ぎしりを防止するためのもの・・というイメージがありませんか?

いっぽうで、歯科治療として使われ始めているのも事実です。

アメリカではすでに当たり前になっているマウスピース矯正。

日本でもマウスピース矯正で矯正治療を行う人が増えています。

ここではマウスピース矯正がおすすめの人や、マウスピース矯正のメリット、注意点などについてまとめてみます。

マウスピース矯正に興味がある方もそうでない方もぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

マウスピース矯正のメリット

着脱できる

歯磨きや食事の際にご自分で取り外すことができるため、マウスピースに食べものが挟まることがなく歯磨きがきちんとできるのでお口の中を常に清潔にキープできます。

 

目立たない

今まで矯正治療と言うと、金属製のワイヤーを使った矯正装置を使っていましたが、マウスピース矯正なら透明で薄い素材を使っているため人から矯正治療を行っていることが気づかれにくいです。

 

金属アレルギーの方でも安心

マウスピース矯正なら一切金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。

 

口の中を傷つける心配がない

ワイヤー矯正だと、金属を使っているため口の中を傷つけてしまい口内炎などができたりすることがありますが、マウスピース矯正ならそういった心配がありません。

 

日本でのマウスピース矯正の現状

これまで日本で行われてきたマウスピース矯正症状が軽度な歯並びを改善する際に行ったり、ワイヤー矯正である程度歯並びをきれいにしてから仕上げとして行うことが多かったです。

その理由はマウスピース矯正での治療は大学でのカリキュラムなどに含まれていないため難易な症例で治療が確立されていなかったからで、マウスピース矯正を治療の中心にしているクリニックはほとんどありません。

いっぽうで、アメリカでは1998年にマウスピース矯正が導入され開発が進んでおり、積極的に治療に取り組む歯科医師が増えたことから技術が驚異的に進歩しています。

簡単なものから難しいものまでさまざまな症例で治療できるよういなっているのと同時に、ワイヤー矯正と比較した時のメリットは計り知れないことが分かってきています。

なお、現在マウスピース矯正で治療を受けている方は500万人以上もいると言われているほどです。

 

マウスピース矯正に向いている人

 

激しいスポーツをする方

激しいスポーツをする方は力を入れる際に歯を無意識に食いしばったり、唇や舌などを使うのでワイヤー矯正だと口の中を傷つける心配があります。

また、炎症や血が出たりすることもありますが、マウスピース矯正なら食いしばった際の力を軽減できワイヤーなどでお口の中を怪我する心配もないのが安心です。

 

楽器を演奏している方

仕事や趣味などで管楽器を演奏している方は歯以外にも下や唇、顔の筋肉などを使っているためちょっとした違いで音や集中力に関わってくるので、矯正治療に躊躇する方が多いです。

また、演奏中にお口の中の粘膜を傷つけてしまい血が出たり痛みが起きたりすると、仕事としてだけでなくクラブ活動や趣味で演奏する場合には切実な問題になります。

ですが、マウスピース矯正を行えばそういった問題も解決できるでしょう。

楽器を演奏する前にマウスピースを取り外せるため安心して演奏することができます。

取り外している時間が長時間になる場合は装着時間が短くて済むマウスピースにすることも可能です。そうすれば、ライフスタイルを矯正治療のために変える必要もないため安心です。

 

人と接する機会が多い方

サービス業や接客業の方は人と接する機会が多いため、会話中などに矯正装置が見えてしまうのは困ることが多いでしょう。

マスクができればいいですが、職業柄そういったことが難しい場合も多いです。

ですが、マウスピース矯正なら透明で見えづらい矯正装置ですので見た目に分かりづらく、発音や発生の妨げにならないので安心ですね。

 

金属アレルギーの方

ワイヤーなど金属製のものを使って矯正治療を行うと、金属アレルギーの方はアレルギー反応が起きてしまうことがあります。

ですが、マウスピース矯正なら金属を一切使わないため金属アレルギーの方でも安心です。

 

マウスピース矯正の注意点

こんなに素晴らしいマウスピース矯正ですが、注意するべき点もあります。

それは適さない歯並びがあるということです。

ワイヤー矯正も同様ですが、マウスピース矯正は歯並びを全体的に覆うように矯正装置を取り付ける矯正方法なので、一部だけ歯並びを矯正する部分矯正の治療には最適です。

ですが、歯を抜かなければならないような症例であるらんぐい歯、すき間が大きく開いた歯並び・・などはマウスピース矯正で矯正できないと言われています。

また、歯並び全体を前後に移動させたり、骨格性の矯正治療、歯の生え方がねじれてしまっていたり、噛み合わせが激しく乱れている・・などの場合、マウスピース矯正が向いていないと言っていいでしょう

そういった方の場合、いったんワイヤー矯正で矯正治療を行った後、マウスピース矯正を行う場合もあるようですね。

 

まとめ

マウスピース矯正のメリットや現状、向いている方などについてまとめてみました。

マウスピース矯正は確かにワイヤー矯正では得られない審美的なメリットなど、さまざまなメリットがある矯正治療だということがお分かりいただけましたか?

ただ、優れた矯正治療法であるマウスピース矯正であっても、注意するべき点があることを理解しておきましょう。

なお、マウスピースの種類や治療法などにもよりますが、治療を行うには1日のほとんどをマウスピースを装着したまま過ごさなければならず、強い意志が必要です。

さらに、長期間歯並びをきれいにしたいというモチベーションを維持し続けなければなりません。

こういったことをしっかりと理解した上で、他の矯正治療法と比べて検討していただき、ご自分にぴったりな矯正法を選ぶことが重要です。

ここでお読みいただいたこと以外に疑問点や不安点があれば、ぜひ信頼できるクリニックで質問してみてくださいね!

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