知っておきたい!自宅ホワイトニングの注意点

はじめに

コーヒーや紅茶やたばこなどによって歯に着色汚れがついてしまうことってありますよね?
クリニックで施術を受けると白くきれいになりますが、費用や時間がかかるためどうしても自分で何とかしたいと思いがちです。
最近ではネットなどで簡単に歯の着色汚れを落とす方法が紹介されていますが、実際には歯によくないものも含まれています。
ここでは自宅でやってはいけないホワイトニング法についてご紹介しますので、もしやっているという方はすぐに止めるようにしてくださいね!

自宅でやってはいけないホワイトニング法

自宅で気軽にホワイトニングしたいと思うのは当然ですが、実際にはやってはいけないものもあるため、ここでは具体的にご紹介してみましょう。

  1. 歯を削る

    研磨剤が含まれた薬剤を使ってホワイトニングを行うのは避けましょう。
    歯の表面を覆っているエナメル質を削ることになるからです。
    さらに、歯は再生しないので天然の保護膜を傷つけることは避けましょう
    そのまま続けていると歯はボロボロになってしまいます。
    また、歯の中には神経も通っているため、冷たいものや熱いものを飲むたびに痛みが起こることもあります。

  2. 歯のマニュキュアを塗る

    テレビに出ている芸能時の方などで不自然に歯が白い方を見ることってありませんか?
    それは歯にマニュキュアを塗っているからです。その場しのぎにはいいかもしれませんが、歯が欠けてしまったり、メンテナンスを頻繁にする必要があったりします。さらに、歯ぐきの間にマニュキュアが入ってしまうと細菌の繁殖原因になったりもします。よほど緊急性がない限りはやめておいた方が無難でしょう。

  3. 研磨剤入りの歯磨き粉を使う

    研磨剤入りの歯磨き粉を使っている方は多いはず・・。
    確かに一時的に歯が白くきれいになったような気がしますが、実際には研磨剤により歯の表面に傷がつくため前より着色汚れがつきやすくなります。
    海外製の歯磨き粉には特に研磨効果が強いものがあるため注意が必要です。日本製の美白専用歯磨き粉なら安心して使うことができますよ。

  4. 歯の消しゴムを使う

    ドラッグストアや通販などで売られている歯の消しゴムも使わない方がよさそうです。
    研磨剤により歯の着色汚れを落とす効果があると言われていますが、自分で行うと磨きすぎてしまうからです。歯の表面に傷がつかなければいいですが、なかなかわかりづらいです。

  5. 重曹を使う

    重曹はおそうじなどの時に使うと汚れを落とすことができるので重宝ですが、研磨作用が強力ですので、強くゴシゴシ擦ると歯のエナメル質をはがしてしまうこともあります。
    ただ、重曹を溶かした水でうがいをする程度なら問題なさそうです。

  6. レモンでこする

    歯磨きをした後にレモンをこすりつけることによって歯を白くできる・・と一部で言われていますが、レモンに含まれている酸は歯の表面を覆っているエナメル質を溶かしてしまうことがあるのでやめておきましょう。

  7. バナナの皮でこする

    また、バナナの皮を歯にこすりつけると白くできる・・などとも言われていますが、これもやめておいた方がよさそうです。
    レモンと同様、バナナの皮に含まれている酸によって歯のエナメル質が溶かされてしまうので危険です。

  8. オイルでうがいする

    オイルでうがいをする方法もあるようですが、歯を白くする効果はなく歯周病や虫歯予防にも効果がないそうです。ただ、口の周りの筋肉を使うという点では少しは効果がありそうですね。

  9. メラミンスポンジでこする◇

    メラミンスポンジは水をつけてこすると汚れを落とせる優れたスポンジです。
    このスポンジ自体は柔らかいため歯に傷をつけなさそうですが、実際には硬い素材で研磨作用が高いです。
    なので、このスポンジでこすり続けていると歯のエナメル質をはがしてしまうため、逆に着色してしまうことがあります。
    商品説明にも人には使わないでくださいと書いてあるのでやめておきましょう。

  10. 強い力で磨く

    そもそも強い力で歯を磨いても着色汚れを落とすことはできません。
    逆に歯の表面を覆っているエナメル質に傷をつけてしまいます。
    汚れを落とすだけでなく虫歯や歯周病を予防するためにも力を入れすぎるのはよくありません。

効果的なホワイトニング法

では、効果的にホワイトニングを行うにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは歯に傷をつけずに白くきれいにできるホワイトニングをご紹介してみましょう。

クリニックでクリーニングを受ける

どうしても歯の着色汚れが落ちない場合にはプロに施術してもらうといいでしょう。

特に汚れが固まったことでできた歯石は自分では落とすことができませんし、細菌のすみかになります。
クリニックでは歯の表面の頑固な汚れまで落とせるエアフローというものを使ってきれいにできます。

オフィスホワイトニング

クリニックで行うオフィスホワイトニングも大変効果があります。
高濃度の過酸化水素で短い時間で歯をきれいに白くしていきます。
さまざまなシステムがメーカーによってありますが、基本的に原理は同じです。
最近では薬剤に光触媒を混ぜ光を照射することで白くしていく方法で行うものが一般的です。

ホームホワイトニング

クリニックで診察し患者さんのお口に合ったマウスピースを作成しその中に薬剤を入れて装着するホワイトニング法です。
薬剤は過酸化尿素を使用しますが、過酸化水素と効果的には変わりません。
患者さん自身が行うため、安全性を考えオフィスホワイトニングと比べて濃度が低くなっています。
ですので、時間をかけじっくりと白くきれいにしていく方法です。

まとめ

ホワイトニングを自宅で行って安く済ませようとしても、歯を傷つけてしまっては元もこもありません。
セルフホワイトニングや着色汚れを防ぐ方法についても安全な方法で行いましょう。
自宅で気軽に汚れを落とせるものはほとんどが危険なものだと思っておきましょう。
歯は一生付き合っていく大切なものなので、無理に自分で行おうとするのはやめておいた方がよさそうです。
ここでご紹介したことを参考にしていただき、今よりきれいで白い歯を目指してみて下さいね!

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