絶対に知っておくべきホワイトニング後の注意点

はじめに

ホワイトニングを行うことで歯を白くできますが、時間の経過とともに少しずつ色戻りが起こると言われています。
ホワイトニングを行った後、注意するべきこととはどういったことなのでしょう。
ここではホワイトニング後に注意しておきたいポイントについてご紹介しましょう。

ホワイトニング後に汚れが付きやすい理由とは

ホワイトニング後は歯のコーティングがなくなった状態だと言われています。
ホワイトニングで使われる薬剤は歯の汚れを落とす際に歯に汚れがつきにくくする機能のあるペクリルという成分まで落としてしまうので、ホワイトニング後は食べものや飲みものによって汚れが付きやすくなってしまい、ある程度の時間飲食の制限があることが多いです。
では、どの程度経ったら飲食できるのでしょうか?
ほとんどのクリニックでは1時間程度で飲食してもいいと言われていますが、飲食物の中には歯に汚れが付きやすいものがあるためホワイトニング当日は避けておいたほうがいいでしょう。
中には24時間以上経たないと飲食できないものもあります。
次のようなものはホワイトニング後は避けた方が無難です。

・スパイス類

カレーなどに含まれているスパイス類には歯の成分と結合しやすいと言うより、着色力が非常に高いのが特徴です。

なので、カレーなどを食べる時は注意が必要で、特にターメリックサフランなどが含まれた料理はホワイトニング後は避けておきましょう。

・タンニンを含む食品

赤ワインやお茶などの中にはタンニンという成分が入っており、これは歯の成分であるカルシウムと結合する成分なのでホワイトニング後は汚れが付きやすくなります。
また、タンニンは渋み成分でもあるため赤ワイン以外にもお茶や栗、柿などにも多く含まれています。

・アントシアニンを含む食品

アントシアニンはスパイスと同じでその成分自体が歯に悪いということではなく、着色力が非常に強いためホワイトニング後は摂らない方がいいでしょう。
このアントシアニンを含む食べ物は紫や赤色をしたベリー系の果物と言われており、たとえばイチゴやブルーベリー、ラズベリーなどがあります。

・クロロゲン酸を含む食品

クロロゲン酸とは聞き慣れない成分ですが、これはコーヒーに含まれているもので、熱によって黄色く変色し着色しやすい性質があります。
ホワイトニング後はバリア機能が低下しているため、クロロゲン酸によって汚れが付きやすくなります。
このクロロゲン酸を多く含んだ食品にはコーヒーの他にジャガイモやサツマイモ、ゴボウやレンコンなどがあります。

・イソフラボンを含む食品

イソフラボンを含んだ食品もタンニンと同じで、歯の成分であるカルシウムと結合しやすいと言われています。
歯に汚れが付きやすくなり、ホワイトニングで白くなった歯が後戻りしやすくなります。
イソフラボンを多く含む食品は大豆食品が有名で、たとえば納豆や豆乳、豆腐・・などはホワイトニング後は避けましょう。

・酸性の強い食品

酸には歯の表面にある汚れを付きづらくするエナメル質を溶かしてしまう作用があります。
なので、ホワイトニングを行った後は汚れが付きやすくなってしまうだけでなく、エナメル質を溶かしてしまうことになるためホワイトニングをしていなくても汚れが付きやすくなってしまうので避けた方がいいでしょう。
また、酸性が強いということは酸っぱいとも言えるため、レモンやパイナップル、梅干しやキーウィなどはホワイトニング後は避けておいた方が無難です。

・ヤニ

たばこに含まれているヤニはホワイトニング中やホワイトニング後に注意する必要があります。
たばこを吸っていると、その部屋の壁紙やカーテンに色が付いてしまうように歯も黄色や茶色に代わります
さらに、ホワイトニング後の歯はコーティング機能やバリア機能が低下しているため、ホワイトニングする前よりヤニが付きやすくなっており、変色しやすいです。

・スポーツドリンクや炭酸飲料

スポーツドリンクや炭酸飲料などは歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまう作用があるので、酸性の強いものと同様歯に汚れが付きやすくなってしまい、ホワイトニングを行った歯のエナメル質が再生するのを妨げます。
さらに、こういった清涼飲料水には糖分が非常に多く含まれているので、砂糖自体にもエナメル質を溶かす作用があるためホワイトニング後に汚れが付きやすくなると言われています。

・その他色が付きやすい食品

調味料には着色力が強力なものが多いと言われています。
たとえば、ケチャップ、ソース、からしやみそ、しょうゆ・・などですね。
特にホワイトニングを行った後は歯のバリア機能が低下しており歯に汚れが付きやすくなっていますので、調味料の色が歯により付きやすくなっていると言えるでしょう。

ホワイトニング後の歯磨き法

ホワイトニング後の注意点として歯磨きの方法があります。
歯は表面が長時間色素に触れていることと、磨き残しの汚れに色素が沈着することで色が付くと言われています。
それに、歯に付着した汚れは時間の経過とともに頑固になって取りづらくなります。
つまり、ホワイトニングを行っているかどうかに関係なく、歯周病や虫歯を防止するためにも、同時に色素が歯に付着する時間をいかに短くするかということが重要です。
つまり、歯に汚れが付いてしまったらできる限り早く歯磨きを行うことが重要です。
白い歯をできる限り長く維持するには日ごろのセルフケアが大切です。
また、たばこも歯にとってダメージが非常に大きいと言われています。
たばこのヤニが歯に付いてしまうと着色の原因になるので、白い歯を守るためにも禁煙した方がいいでしょう。

まとめ

せっかく高いお金を払ってホワイトニングで白く美しい歯を手に入れたのですから、長く白い歯を保ちたいと思うでしょう。
そのためにはホワイトニングを行った後の食事やケアによって再び汚れが付くのを防止することが大切です。
特にホワイトニングを行った直後の食事にはじゅうぶん気を付けていただきたいです。
ここでご紹介した注意すべきことに気を付けていただき、白い歯を保つよう努めて下さいね!
みなさんがいつまでも白い歯を保てるよう願っています!

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