喫煙者必読!インプラント治療失敗のリスクを高める喫煙に関する注意点

 

はじめに

最近たばこの害が広く知られるようになり、禁煙防止についての法律も制定されました。

また、医療機関においても敷地内で完全禁煙にすることで診療報酬が算定できる項目もあり、飲食店や公共施設などでも禁煙のところが増えています。

このように、さまざまなところで禁煙への取り込みが行われています。

たばこの害と聞くと肺ガンなどが有名ですが、実際には歯科領域でも影響があることが分かっています。

ここではインプラントの治療を失敗するリスクを高める喫煙についての注意点をご紹介します。

インプラント治療を受けたいけれど、たばこを吸っているという方はぜひ最後までお読みくださいね。

 

インプラントのメリット

そもそもインプラント治療を受けるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

自分の歯のように噛める

入れ歯と違いインプラントはしっかりと固定されているため、硬い食べものでもしっかりと噛んで食べることができます。

入れ歯だと入れ歯の下に食べものが入り込んでしまい痛かったりします。

インプラントなら食事をおいしく食べられるため食べるのが楽しくなります。

また、旅行などで入れ歯を外した顔を見られることもありません。

 

人前で堂々と話したり笑ったりできる

入れ歯だと金属製のバネが見えるため気になってしまい人前で堂々と話したり笑ったりできませんが、インプラントなら見た目が自然なのでそういった心配がありません。

 

健康な歯に負担がかからない

入れ歯やブリッジの場合、健康な歯に負担がかかってしまい寿命が短くなることがあります。

最終的に力がかかった歯や削った歯が抜けてしまうこともあります。

ですが、インプラントならなくなったところだけを補てんする治療なので、周りの健康な歯まで負担がかからず残された歯の寿命を延ばすことができます。

 

骨が痩せない

歯をなくしてしまうと、その歯のあった骨も痩せていきます。

ブリッジでも被せた歯の下の骨が痩せて少しずつ食べものが詰まってしまったりすることがあります。

ですが、インプラントならあごの骨に埋め込むため、噛む力をきちんと骨に伝えられるので骨が痩せる心配がありません。

 

インプラントの失敗とは

歯をなくした変わりに人工歯根をあごの骨に埋め込み、人工歯を装着することで噛む機能を回復できるのがインプラント治療です。

人工の歯なので虫歯にはならないものの、メンテナンスがいい加減だとインプラント周囲炎にかかってしまう可能性があります。

このインプラント周囲炎とは歯磨きがおろそかだったり、歯の食べもののかすが残っていたりすることでインプラントの周りにプラークが発生し、歯ぐきや骨に炎症を起こす病気です。

インプラント周囲炎の主な症状には歯ぐきの腫れや痛み、歯ぐきが痩せる、出血・・などがありますが、こういった症状が現れたら早めにクリニックで治療を受けるようにしましょう。

放っておくとインプラントの周りの骨が吸収されてしまい、最悪インプラントがあごの骨から脱落する場合があります。

このインプラント周囲炎の原因に喫煙があります。

喫煙はインプラント治療に及ぼす悪影響についてご紹介します。

 

喫煙によるインプラントへの悪影響

傷口が開いてしまったり治癒が遅れたりする

歯ぐきを切開した後にたばこを吸うと、傷の治癒が遅れることがあります。

たばこを吸うと、ニコチンの作用により交感神経が刺激されるため血圧が上がると言われています。

インプラント手術後にたばこを吸うと傷が開いてしまったり、傷の治癒が遅れてしまうことがあるため、術後最低でも数週間は禁煙し傷がきちんと塞がるのを待つ必要があります。

 

インプラントが結合しにくくなる

インプラント治療中にたばこを吸うと、インプラントと骨が結合しづらくなると言われています。

インプラント体と骨が結合するには酸素と栄養が必要で、ニコチンにより血圧が上がり血管が収縮するため血流が悪くなり、骨とインプラントが結合しづらくなるからです。

 

インプラント周囲炎になりやすくなる

また、ニコチンの作用により交感神経が優位になってしまうと、唾液の粘度が増し分泌量も減ります。

そうなると、唾液中の免疫細胞が減少してしまいインプラント周囲炎になりやすくなります。

歯周病と比較すると、インプラント周囲炎は数十倍もの速さで進行すると言われる恐ろしい病気なので、日ごろのていねいなケアが必要です。

 

感染症にかかりやすくなる

たばこは免疫力を低下させると言われています。

ニコチンの作用でわれわれの免疫を働かせている白血球の働きを低下させるので、歯ぐきに炎症が起きやすくなります。

 

たばこを再開するタイミング

では、いつからたばこを再開してもいいのでしょうか?

喫煙が影響を及ぼすのはインプラント手術前後ですので、治療が全て終わるまで禁煙しなくてはいけないということではありません。

たばこを吸うと傷の治りが遅れるだけでなく、歯周病になりやすくなるのでインプラント治療では大敵です。

できればインプラント治療を受けるのをきっかけに禁煙できればベストですが、禁煙によりストレスが溜まってしまっては逆効果です。

かかりつけのクリニックで相談し、たばこの量を減らしたりたばこを吸う代わりにストレスがうまく発散できる方法を探すなどしていただき、ストレスが溜まらないよう心掛けましょう。

また、最近よく見かける禁煙グッズなども試してみてはいかがでしょうか?

インプラント治療を受ける方に効果的でおすすめです。

もっともおすすめなのはインプラント治療に影響が出ないよう、ストレスが溜まらないようたばこに依存しない生活を行うことです。

 

まとめ

インプラント治療失敗のリスクを高める喫煙に関する注意点をご紹介しました。

たばこを吸う人はそうでない人と比べインプラント周囲炎になるリスクが2~6倍にもなると言われています。

特に1日10本以上たばこを吸う方はリスクがさらに高くなりますのでインプラント治療を行う場合、できれば禁煙するのが望ましいです。

インプラント治療を行うことになったら、ここでご紹介したことを思い出していただき、禁煙が無理であればせめてたばこの本数を少なくしてみてはいかがでしょうか?

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